マドリード深宇宙通信施設
マドリード深宇宙通信施設(マドリードしんうちゅうつうしんしせつ、スペイン語: Complejo de Comunicaciones de Espacio Profundo de Madrid、英語: Madrid Deep Space Communication Complex、MDSCC)はスペインのマドリード州ロブレド・デ・チャベラに位置する地上局。スペイン国立航空宇宙技術研究所(INTA)のためIngenieria y Servicios Aeroespaciales, S.A. (INSA) によって運用されている。
Madrid Deep Space Communication Complex (MDSCC) | |
運営者 | INTA / NASA / JPL |
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所在地 |
スペイン マドリード州 ロブレド・デ・チャベラ |
座標 | 北緯40度25分53秒 西経4度14分53秒 / 北緯40.4314度 西経4.2481度座標: 北緯40度25分53秒 西経4度14分53秒 / 北緯40.4314度 西経4.2481度 |
標高 | 720 m |
開設 | 1961 |
ウェブサイト | www.mdscc.nasa.gov |
望遠鏡 | DSS 53[*], DSS 54[*], DSS 55[*], DSS 56[*], DSS 63[*], DSS 65[*] |
ウィキメディア・コモンズ | |
DSS-54、DSS-55、DSS-63、DSS-65、DSS-66と呼ばれる5基の大型アンテナがある[1]。
ディープスペースネットワーク
編集マドリード深宇宙通信施設はアメリカ航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)が運用するディープスペースネットワークの一部となっている[2]。この施設は宇宙機の管制・制御、および収集された科学データ・画像データの受信に重要な二方向通信リンクを提供するディープスペースネットワークの能力に寄与している。
ディープスペースネットワークを構成する施設はマドリード以外にもアメリカ合衆国カリフォルニア州にゴールドストーン深宇宙通信施設、オーストラリアにキャンベラ深宇宙通信施設の計3基地がある。
役割
編集アンテナおよびデータ送信システムの役割としては以下のものがある
- 宇宙機からのテレメトリーデータの収集
- 宇宙機へのコマンド送信
- 宇宙機のトラッキング
- 電波天文観測の実行
- 電波科学のため様々な電波の観測
- ディープスペースネットワークのパフォーマンスの監視・制御
出典
編集- ^ Official INSA site for the MDSCC
- ^ Official site for DSN at JPL Archived 2012年6月8日, at the Wayback Machine.