マタギ犬
日本のマタギが使役する猟犬
マタギ犬(マタギいぬ)とは、古よりマタギによってクマやシカの狩猟目的で使われていた、日本の中型の猟犬のことである。熊犬と呼ばれることもある。
マタギが狩猟目的に使っていた日本犬の総称であり、国際的に認められた犬種をさすわけではない。
歴史
編集北海道に住むアイヌは本州から渡ってきた犬を狩猟に使っていたが、北海道犬はその末裔とされる。
東北のマタギは犬を使って追跡し仕留める単独の狩猟(シノビ猟)から、多人数で行われる巻狩りに移行したことで、獲物に対して激しく吠えつく犬は邪魔となり使われなくなった。後に猟銃が普及するとシノビ猟に戻ったため、津軽犬、岩手犬、高安犬など地犬を連れた狩猟が復活した。
北海道でヒグマによる被害が深刻化した際に熊犬として日本にカレリアン・ベア・ドッグ(英:Karelian Bear Dog)が輸入され、熊退治を行ったことがある。他にもタールタン・ベア・ドッグやArmenian Gampr dogなどが利用されていた。
脚注
編集参考文献
編集関連項目
編集- 縄文犬
- 縄文時代
- なめとこ山の熊
- 銀牙 -流れ星 銀- - 熊犬を主人公とした漫画作品。
外部リンク
編集- 秋田マタギ犬を探しています - ウェイバックマシン(2013年3月21日アーカイブ分)[リンク切れ] - 北秋田市観光協会