マキノ高原(マキノこうげん)は、滋賀県高島市にある施設である。なお、設置者の高島市は設置根拠となる条例により「自然体験交流施設」と定義しており、名称を「高島市マキノ高原自然体験交流施設」と称している[1]

マキノ高原の位置(滋賀県内)
マキノ高原
マキノ高原 位置

概要

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赤坂山から大谷山にかけての南東麓に位置しており、自然の中にキャンプ場スキー場グラウンド・ゴルフ場[注 1]および温浴施設などが設置されている[2][3]。高島市により設置[1]され、運営を「マキノ高原観光株式会社」が非公募による指定管理者として受託している[4]

周辺は琵琶湖国定公園に指定されている。

主な施設

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マキノ高原ファミリースキー場

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赤坂山の山麓にあるスキー場で、敷地面積は30万m2[5]昭和初期にオープンしたスキー場であり、かつてはスキーリフトを設置していた[5]。現在はお子様&ファミリーゲレンデとして営業しており、ゲレンデ内には動く歩道が設置されている[5]。なお、同スキー場はスノーシュートレッキングの拠点を兼ねており、ゲレンデの横には赤坂山と大谷山への登山口がある[5]

マキノ高原温泉さらさ

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温浴施設であり、前述したスキー場に隣接する。男女別大型浴室(※「満天星」どうたん「風鈴」ふうりんの総称)・四季湯(低温)・寝湯・ジャグジー・大浴場・露天風呂と男女混浴場(水着を着用)の「バーデゾーン」があり、レストランを併設している[6]

泉質
備考
  • 施設名は赤坂山と黒河峠くろことうげ一帯に自生する、「サラサドウダンツツジ」がその由来となった[7]。ちなみに、マキノ高原のマスコットキャラクター「さらさちゃん」はこの花をモチーフとしたものである[7]

付近の施設・名所

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マキノピックランド

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正式名称は「高島市農業公園マキノピックランド」[農園 1]。後述するメタセコイヤ並木道沿いにある農業公園である。果樹園カフェ、レストラン、芝生広場、グラウンド・ゴルフ場があり、ジェラートアイスの販売コーナーを併設している[農園 2]

備考

メタセコイア並木

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メタセコイア並木

マキノ高原へのアクセス道路(滋賀県道287号小荒路牧野沢線[並木 1])には、全長2.4 km[並木 2]のメタセコイア並木がある[8]。直線道路沿いに円錐形のメタセコイアが連なることによって、対称性の強い景観がつくられており、また落葉高木であるメタセコイアの四季折々の表情が見られる[並木 1]1994年には、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」のひとつに選定され[並木 3]、観光地として注目されている[並木 1][並木 2]

この並木は1981年[並木 1][並木 2]、学童農園「マキノ土に学ぶ里」を整備する事業の一環として[並木 1]、マキノ町果樹生産組合[並木 1][並木 2]が約500本の苗木を県道沿いに植えたことがはじまりである[並木 2]。以後、地元の保存会によって手入れ[並木 2]、並木道の延伸がなされている[並木 1]

備考

アクセス

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公共交通機関
自動車
(※公共交通機関の所要時間の出典:[9]自動車の所要時間の出典(小浜方面を除く):[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ (※冬季はスキー場として営業するため、高原内でグラウンド・ゴルフをすることはできない)
  2. ^ ※高島市内での聖火リレーは[マキノ農業公園マキノピックランド → メタセコイア並木]間のみ。「滋賀県の聖火リレールート - 国際オリンピック委員会」より引用。
  3. ^ (※2003年NHK BS2で放送。反響が大きかったため、翌年に地上波(NHK総合テレビ)でも放送された)
  4. ^ (※南怡島韓国)にあるメタセコイヤ並木のことを指す)
  5. ^ (※第1号(Vol.1)は2011年1月発行)
  6. ^ ※所要時間は「時計回り」で運行する便を記載した。同線には「逆時計回り」の便も混在し、こちらは約20分を要する。

出典

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本文

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  1. ^ a b 高島市マキノ高原自然体験交流施設の設置および管理に関する条例”. 高島市. 2023年3月10日閲覧。
  2. ^ a b 会社案内”. マキノ高原観光株式会社. 2022年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
  3. ^ マキノ高原マップ・ウォークラリーマップ”. マキノ高原観光株式会社. 2022年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
  4. ^ 指定管理者の指定について”. 高島市 (2022年12月23日). 2022年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2323年3月10日閲覧。
  5. ^ a b c d スキー場 > ゲレンデ情報”. マキノ高原観光株式会社. 2023年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
  6. ^ マキノ高原温泉さらさ”. 滋賀・びわ湖観光情報. 滋賀県観光情報 (2020年9月24日). 2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
  7. ^ a b c 温泉さらさ > ご案内”. マキノ高原観光株式会社. 2022年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
  8. ^ 佐々木・石野・伊藤 2015, p. 90.
  9. ^ マキノ高原”. 滋賀・びわ湖観光情報. 滋賀県観光情報. 2022年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。

マキノピックランド

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  1. ^ マキノピックランド”. 高島市農業公園マキノピックランド. 2023年3月10日閲覧。
  2. ^ マキノ農業公園マキノピックランド”. びわ湖高島観光ガイド. びわ湖高島観光協会. 2022年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
  3. ^ 高島市マキノ農業公園マキノピックランドのアクセスのご案内”. アクセス/交通のご案内. 高島市農業公園マキノピックランド. 2023年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
聖火リレー
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  1. ^ a b 滋賀県の聖火リレールートとランナー|各区間の出発・到着時刻や交通規制について”. 国際オリンピック委員会 (2021年5月25日). 2023年3月25日閲覧。
  2. ^ ミュージシャン・西川貴教さん、滋賀県最初の聖火ランナー」『読売新聞オンライン』2021年5月28日。オリジナルの2021年6月10日時点におけるアーカイブ。2023年3月25日閲覧。
  3. ^ 聖火リレー 県内きょうスタート 179人、19市町駆ける /滋賀」『毎日新聞』2021年5月27日。オリジナルの2021年9月19日時点におけるアーカイブ。2023年3月24日閲覧。
  4. ^ 聖火リレー、県内で始まる」『朝日新聞 DIGITAL』安藤仙一朗、鈴木洋和、2021年5月28日。オリジナルの2021年7月27日時点におけるアーカイブ。2023年3月25日閲覧。

メタセコイヤ並木

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  1. ^ a b c d e f g メタセコイア並木”. びわ湖高島観光ガイド. びわ湖高島観光協会. 2022年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 路上駐車や路上撮影にヤキモキ 滋賀・高島のメタセコイア並木」『京都新聞』2016年10月11日。オリジナルの2016年10月17日時点におけるアーカイブ。2016年10月12日閲覧。
  3. ^ 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、127頁。ISBN 4-534-03315-X 
  4. ^ 「冬ソナ」効果で観光地に 黄金色のメタセコイア並木」『朝日新聞デジタル』2019年12月10日。オリジナルの2021年5月24日時点におけるアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
  5. ^ メタセコイア並木フォトコンテスト2023”. 高島市農業公園マキノピックランド (2023年2月5日). 2023年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。 “(※アーカイブサイトは2023年開催分)”
  6. ^ マキノのメタセコイヤを守る会 トップページ”. マキノのメタセコイヤを守る会. 2022年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。

メタセコイヤ菓子

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  1. ^ a b フルタ製菓、マキノ高原限定パッケージ「メタセコイヤクッキー」発売」『日本食糧新聞』2018年10月24日。2023年7月30日閲覧。
  2. ^ a b 松浦和夫「滋賀)メタセコイヤクッキー販売 フルタ製菓」『朝日新聞デジタル』2018年10月16日。オリジナルの2018年10月16日時点におけるアーカイブ。2023年7月30日閲覧。
  3. ^ a b フルタ製菓株式会社との包括連携協定締結”. 高島市. 2023年7月30日閲覧。
  4. ^ a b 〜フルタ製菓と滋賀県高島市 包括連携協定締結5周年〜 滋賀県高島市限定 寄付金付き「メタセコイヤチョコレート」 シリーズ累計売上1億円突破!”. ニュースリリース. フルタ製菓 (2021年1月27日). 2021年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月30日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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座標: 北緯35度29分46.4秒 東経136度2分0.8秒 / 北緯35.496222度 東経136.033556度 / 35.496222; 136.033556