マウンテンバイク・オリエンテーリング
マウンテンバイク・オリエンテーリング(英語:Mountain Bike Orienteering、略称:MTBO)は、マウンテンバイク(MTB)に乗車してオリエンテーリングをするスポーツ競技。国際オリエンテーリング連盟(IOF)が公式に推進しているオリエンテーリング4種目のひとつ。バイク競技の体力、持久力、技術と共に、MTBに乗車したまま高速で最良のルートを選ぶ厳しい判断力が求められる[1]。
森林保護のため、通常はトラック(小道・小径)を外れて山林に侵入することは禁止される[2]。競技地域の山林に依存するが、通常は70-80%またはそれ以上の割合でダブルトラック、林道または舗装道を走行する。オリエンテーリング専用地図に準じたMTBO専用の地図を用いる[1]。道を外れないため通常のオリエンテーリング地図にある林の中の通行可能度表記は必要ない一方で、トラックの太さと走行可能度に応じた特別な道の表記がなされる。
コース選びの戦術はスキー・オリエンテーリングと似ているが、林の中をショートカットしないことから時に大変な迂回ルートとなったり最良のルートが簡単に見いだせないこともあり、MTBO特有の競技的な面白さの一つとなっている。
器具は、競技用のMTBを使用し、ハンドルに取り付ける地図のホルダーを使用する[3]。
脚注
編集- ^ a b MTB Orienteering : International Orienteering Federation. "MTB Orienteering". International Orienteering Federation WebPage
- ^ IOF MTB Orienteering Competition Rules. "17.4 Restricted areas and routes". International Orienteering Federation WebPage
- ^ MTB Orienteering : International Orienteering Federation. "Equipment". International Orienteering Federation WebPage