マウグ島
マウグ島(マウグとう、Maug Island)は、マリアナ諸島北から二番目の島。モーグ島とも称する。
マウグ島 | |
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所在地 | 北マリアナ諸島 |
所在海域 |
フィリピン海 太平洋 |
所属諸島 | マリアナ諸島 |
座標 | 北緯20度2分 東経144度14分 / 北緯20.033度 東経144.233度 |
面積 | 2.128 km² |
最高標高 | 227 m |
プロジェクト 地形 |
概要
編集北マリアナ諸島に属し、概略位置は北緯20度02分、東経144度14分。北北西67キロメートルにパハロス島、南東42キロメートルにアスンシオン島がある。サイパン島からは北へ約540キロメートルに位置する。
北島(North Island、最高点標高227メートル)、東島(East Island、同215メートル)、西島(West Island、同178メートル)の3つの小島から構成され、総面積は約2.0平方キロメートル。いずれも無人島である。これらの島は、かつての火山の外輪山に相当する。かつての火口カルデラは、3つの島の間の入り江となっている。
岩がちの土壌であるが、草や低木等の植生が存在する。東島にはココヤシも生えている。海鳥の営巣地である。海は透明度が高いために、水深約50メートルの所まで珊瑚礁が広がっている。北部諸島野生生物保護区域に指定されている。ナンヨウショウビンの一種(Halcyon chloris owstoni、ブッポウソウ目カワセミ科の鳥)、マリアナオオコウモリ(Pteropus mariannus)等の北限とされる。
1522年、スペインの探検家ゴンサロ・デ・エスピノーサ(Gonzalo de Espinoza)がこの島を訪れた時、約20名のチャモロ人がいたことを記録している。1695年以降、久しく無人島であったが、1939年から1944年まで日本の気象観測所および魚加工場がおかれていた。