マイク・シルト

アメリカの野球監督 (1968 - )

マイケル・ティモシー・シルトMichael Timothy Shildt, 1968年8月9日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット出身のプロ野球監督。右投右打。MLBサンディエゴ・パドレスで監督を務める。

マイケル・ティモシー・シルト
Mike Shildt
サンディエゴ・パドレス 監督 #8
2018年8月
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州シャーロット
生年月日 (1968-08-09) 1968年8月9日(56歳)
選手情報
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴

メディアによっては「シールド」と表記されることもある。

経歴

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高校~マイナー時代

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地元のオリンピック高校、ノースカロライナ大学アッシュビル校(ブルドッグス)で野球部に所属。

大学卒業後に地元のウェストシャーロット高校のコーチ、ノースカロライナ大学シャーロット校でコーチ(5年間)を経て、セントルイス・カージナルスのスカウトになり、ノースカロライナ州サウスカロライナ州バージニア州を担当した。

ジョン・モゼリアクの推薦で2004年から2005年はスカウトとシングルAの非常勤コーチを兼任、2006年からは常勤のコーチとなった。2008年はジョンソンシティ・カージナルスのコーチ、2009年は同球団の監督に就任した。1年目は37勝30敗、2年目は42勝27敗の成績を残しアパラチアンリーグで優勝し、年間最優秀監督と球団内のジョージキッセル賞に選ばれた。2011年もリーグ優勝しチーム初の2連覇を達成した。ダブルAのテキサスリーグ所属のスプリングフィールド・カージナルスの監督に就任し(3年間)、ここでもリーグ優勝しベースボール・アメリカの年間最優秀チームに選ばれた。トリプルAのパシフィック・コースト・リーグメンフィス・レッドバーズの監督を2年務めた。

メジャー時代

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2017年にはメジャーのコーチ(ベンチコーチ)となった[1]

2018年7月14日からは監督だったマイク・マシーニーの解任に伴い、代行(8月下旬に正式に監督となる)となった[2]

2019年11月5日に現行の監督契約は2020年までであったが、3年契約を結び、2022年まで延長した[3]。91勝を挙げ、カージナルスを2015年以来となる4年ぶりのナ・リーグ中地区優勝、5年ぶりのリーグチャンピオンシップシリーズに導き、その手腕が高く評価され、最優秀監督賞を受賞した。プロ未経験の監督が選出されるのは史上初の快挙となった[4]

詳細情報

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年度別監督成績

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[5]








順 位 /
チーム数


ポストシーズン
勝敗
2018 STL NL 中 50歳 69 41 28 .594 3 / 5 途中就任
2019 51歳 162 91 71 .562 1 / 5 NLCS敗退 3勝6敗
2020 52歳 58 30 28 .517 2 / 5 NLWC敗退 1勝2敗
2021 53歳 162 90 72 .556 2 / 5 NLWC敗退 0勝1敗
MLB:4年 451 252 199 .559 - 4勝9敗
  • 2021年度シーズン終了時
  • 順位の太字はプレーオフ進出(ワイルドカードを含む)
  • 太字年は最優秀監督賞受賞年
  • WS…ワールドシリーズ、LCS…リーグチャンピオンシップシリーズ、DS…ディビジョンシリーズ

表彰

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背番号

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  • 38(2017年)
  • 83(2018年 - 同年途中)
  • 8(2018年途中 - 2021年)

脚注

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  1. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2019』廣済堂出版、2019年、359頁頁。ISBN 978-4-331-52217-2 
  2. ^ Cardinals fire manager Mike Matheny; bench coach Mike Shildt to serve in interim” (英語). ESPN (2018年7月15日). 2019年4月17日閲覧。
  3. ^ カージナルス、シルト監督と3年契約延長 - MLB : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2019年11月16日閲覧。
  4. ^ MLB最優秀監督賞が発表 就任1年目ツインズのバルデリ監督&プロ未経験カージナルスのシルト監督”. ベースボールチャンネル(BaseBall Channel). 2019年11月16日閲覧。
  5. ^ その年の満年齢で表記。

関連項目

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外部リンク

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