ポンヌフ: Pont Neuf)は、フランスの首都パリセーヌ川に架かる橋で、シテ島の先端を横切る2つの短い橋であるが、2つ合わせて1の橋と考える。ポンヌフは、フランス語で「新しい橋」の意味である[1]が、16世紀から17世紀にかけて建設されたものであり、パリに現存する最古の橋である[2]

ポンヌフ
ポンヌフ
2004年8月撮影
ポンヌフの位置(パリ1区内)
ポンヌフ
ポンヌフ (パリ1区)
地図
1区と6区を結ぶポンヌフ
基本情報
フランスの旗 フランス
所在地 パリ
交差物件 セーヌ川
設計者
施工者
ジャック・アンドルーエ・デュ・セルソー
フランソワ・デ・ズィル
ギヨーム・マルシャン
チボー・メテゾー
建設 1578-1607年
座標 北緯48度51分24秒 東経2度20分27秒 / 北緯48.85667度 東経2.34083度 / 48.85667; 2.34083座標: 北緯48度51分24秒 東経2度20分27秒 / 北緯48.85667度 東経2.34083度 / 48.85667; 2.34083
構造諸元
形式 アーチ橋
材料
全長 238m
22m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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カナ表記はポンヌフまたはポン・ヌフであるが、「ポン」に「橋」の意味があり、ポンヌフ橋という表記は二重表現になる。

概要

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セーヌ川を跨ぐ2つの橋

橋はシテ島の西端(下流側)をかすめて、セーヌ川左岸(南岸パリ6区側)と同右岸(北岸パリ1区側)とを結んでいる。シテ島の南側にアーチが5つ、北側にアーチが7つあり、全長238m、幅22m。

橋の建設はアンリ3世によって決定され、1578年に起工、1607年に竣工した。橋は当時一般的であった小さなアーチを連続させる構造を持っている。当初から多くの交通で賑わい、長期にわたってパリで最も幅の広い橋であった。橋はたびたび修理を受けてきたが、その基本的構造は建築当時のままであり、「ポンヌフのように丈夫」ということわざも生まれたほど頑丈な橋である[3][4]

パリの旧市街の中心にあり、歴史的に多くの事件の現場となってきた。

近くにこの橋から名付けられたメトロポンヌフ駅がある。

交通

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隣の橋

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(上流)ノートルダム橋プティ・ポンシャンジュ橋サン=ミシェル橋ポンヌフポンデザールカルーゼル橋(下流)

ポンヌフを描いた美術作品

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脚注・出典

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  1. ^ デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年2月25日閲覧。
  2. ^ なお "Neuf" が仏語の「9」であり「9番の橋」という解釈も可能ではあるがその意味ではない
  3. ^ 森岡周 (2005年6月2日). “パリに恋して;ポンヌフ(Pont-Neuf)のように”. 認知神経リハビリテーション学会. 2018年11月23日閲覧。
  4. ^ 『フランス文化読本』 2014, p. 18.

参考文献

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  • 田村毅監修 著、鈴木雅生・福島勲 編『フランス文化読本 フランスを知るための16の窓』丸善出版、2014年。ISBN 978-4-621-08746-6 

関連項目

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