ポリフッ化ビニル
性質
編集–(CH2CHF)n–のようにフッ化ビニルを重合したもので、構造はポリ塩化ビニルに似る。熱可塑性を持ち、耐燃性・耐候性・染色性に優れる。蒸気透過性は低い。ケトン類・エステル類を除き耐薬品性がある。
用途
編集航空機の内装材や、太陽電池のバックシート[1][2]、レインコート、ホワイトボードの表面材などとして幅広く利用される。コーティング用樹脂として、様々な色のフィルムや製剤として市販されている。加熱により変質するため、通常は射出成形されることは少なく、主にフィルムの形で利用される。
関連化合物
編集- フッ化ビニル
- ポリ塩化ビニル(PVC)
- ポリフッ化ビニリデン(PVDF)
- ポリテトラフルオロエチレン(テフロン、PTFE)
脚注
編集- ^ Tedlar PVF
- ^ 太陽電池向けフィルム材料(三菱化学)