ホンダ・SL230
SL230(エスエル230)は、本田技研工業が1997年から2005年まで製造・販売した排気量が230ccでデュアルパーパスのオートバイである。
概要
編集型式名MD33。1997年3月28日発表、同年4月21日発売[1]。
いわゆるデュアルパーパスにカテゴライズされるオートバイでありオンロード・オフロードを問わず走行することを想定しており、レンサル社製アルミハンドルなども装備し、乾燥重量105kgの軽量な車体や足着き性に優れたシートなど、街乗りからトレッキングまでの幅広い用途を想定した扱いやすさを重視したスポーツバイクである。
数度のマイナーチェンジを実施したが、2005年に後継のXR230へフルモデルチェンジされ生産中止となった。
- スペック
車体はフレームにダイヤモンド型、サスペンションは前輪がテレスコピック、後輪がプロリンク式スイングアーム。
ブレーキは前後とも油圧式シングルディスクであり、タイヤサイズは前輪が2.75-21、後輪が120/80-18(チューブレス)である。
排気量223ccのMD33E型空冷4ストローク2バルブSOHC単気筒エンジンは、内径x行程:65.5x66.2(mm)・圧縮比9.0・VE3A型キャブレターで最高出力20ps/7,500rpm・最大トルク2.1kg-m/6,000rpm。マニュアルトランスミッションは6速。始動はセルモーターのみ。
遍歴
編集- 1997年3月28日発表 同年4月21日発売[1]
- 以下の車体色を設定
- █スパークリングシルバーメタリック
- █シンシアグリーンメタリック
- █イタリアンレッド
- 以下のマイナーチェンジを実施
- フレームの剛性アップ
- シート前方肉厚アップで乗車時のホールド感を向上
- ヘルメットホルダー位置をシート左側に移設
- 車体色を以下に変更
- █スパークリングシルバーメタリック
- █シンシアグリーンメタリック
- █ブラック
- 車体色ロスホワイトを廃止
- 車体色をウィングマークシルエットの入った以下の2バリエーションに変更
- █ロスホワイト
- █ブラック
- 2005年
- 生産中止
姉妹車
編集脚注
編集注釈
編集- ^ ただし搭載に関して各モデルのキャラクターの合せての再チューニングが行われておりスペックも異なる。
出典
編集関連項目
編集- ホンダ・SL
- ホンダ・シルクロード - オフの走破性よりトレッキングを重視した同様のコンセプトを持つモデル
外部リンク
編集カラーバリエーションに関して:解説で使用する車体色は、配色系統を表しており、色を再現しているわけではありません。 |