ホワイト・ヘルメット (シリア内戦)

ホワイト・ヘルメット(White Helmets)(アラビア語: الخوذ البيضاء ,القبعات البيضاءal-Ḫawdh al-bayḍāʾ / al-Qubaʿāt al-Bayḍāʾ)、正式名「シリア民間防衛隊」(Syria Civil Defence、SCD) (アラビア語: الدفاع المدني السوريad-Difāʿ al-Madanī as-Sūrī)は、シリアの反体制派支配地域とトルコで活動するボランティア組織。シリアでの彼らの活動の大半は爆撃に応じた都市型捜索救助、医療救助、危険地帯からの民間人の避難、必要不可欠のサービス提供で構成されている。組織の創設以降159人のホワイトヘルメットが殺害されている。ホワイトヘルメッツとも呼ばれる[2][3][4]

ホワイト・ヘルメット
الدفاع المدني السوري
略称 SCD
標語 「ひとつの命を救うことは人類を救うこと」[1]
設立 2014年 (10年前) (2014)
種類 非営利
目的 民間防衛
貢献地域 シリア反体制派支配地域
公用語 アラビア語シリア方言
トップ ラエド・サレー
予算 7000万ドル
ボランティア数
約3000人 (月給が支払われる)
ウェブサイト syriacivildefense.org
テンプレートを表示

歴史

編集

後にシリア民間防衛隊となる救助隊はシリア内戦が激化した2012年後半に現れた。政府の支配下で無くなった地域は政府軍による持続的な攻撃に晒されており、それに対応して、正式な政府機構がない場合、影響を受けたコミュニティ、特にアレッポとイドリブの民間人ボランティアの小グループが爆撃を受けて負傷または破壊された建造物の瓦礫の下に閉じ込められた人々を手助けするために集まった[5][6] 。西欧、アメリカ、日本の政府からの寄付を含む訓練、資金提供及び支援は国際パートナーから提供され、トルコのAKUT捜索救助協会と様々なNGO、私人、公的資金調達活動、チャリティーの支援も受けた[7][8] 。初期の支援と訓練は元イギリス陸軍士官のジェームズ・ル・メスリエール(James Le Mesurier)が設立したNPO「メイデイ・レスキュー(Mayday Rescue)」が提供し、組織の発展における重要な要因となった[9][10]

地方と州議会もメイデイ・レスキューとAKUT協会に参加し2013年早期に最初の訓練プログラムを作成した。 イスタンブールに拠点を置く国際契約企業ARKはAKUTによる訓練を受けるボランティアのトルコへの入国を手助けした[11][12][13][14][15][16][17] 。初期の訓練コースにはトラウマ治療、指揮・制御、危機マネジメントが含まれる[18] 。その後2年間で、独立した民間防衛隊の数はラエド・アル=サレー(Raed Al Saleh)などの初期訓練の卒業生が新たなセンターを設立したことで数十に増えた。SCDの全国組織は独立チームの会合で2014年10月25日に創設された[19]

SCDは8県(アレッポ県イドリブ県ラタキア県ハマー県ホムス県ダマスカス県ダマスカス郊外県ダルアー県)に地元の民間防衛センターが100以上あり、約3000人のボランティアが活動する組織に成長した。2014年10月、これらの自己組織のチームが集まり一つの全国的な組織「シリア防衛隊」を組織することを票決した。2017年1月時点でSCDは2014年の計測開始以降8万人以上を救出したと主張している[7] 。ホワイトヘルメット自体もシリアとロシアの空爆の標的になっている[20][21] 。エコノミストによれば、SCDの約6人に1人は殺害されたか重傷を負っており、「多くが彼らが遺体を捜索している時に再び同じ場所にロシアとシリアが空爆を行う「ダブルタップ」によるものだった」[7] 。2017年8月にはイドリブ県のサルミーンにある作戦センターで7人が明らかな暗殺により死亡した[22]

2016年12月14日にシリア軍がアレッポ東部を奪還したため、SCDトップのラエド・サレーはアレッポ周辺の反体制派支配地域へのSCD隊員の安全な通路を要求した[23] 。シリア民間防衛隊はアレッポ東部でのロシア軍の戦争犯罪を訴えるために「Independent Doctors Association」、「Syrian Network for Human Rights」、「Violations Documentation Center」に参加し、「シリア・アラブ共和国に関する独立国際調査委員会」に共同で報告書を提出した[24]

任務

編集
 
2014年11月のマアッラト・アン=ヌウマーンでの攻撃の後、アメリカ合衆国国際開発庁が提供したホイールローダーを使って瓦礫を撤去中のSCD

SCDの使命は「できるだけ早く最大多数の命を救い人々の更なる負傷と財産の損害を最小限に抑えること」である[25] 。彼らの仕事は国際人道法(IHL)で提示されているような15の民間防衛任務をカバーしている[26] 。シリアでの彼らの活動の大部分は爆撃に対応した都市型捜索救助、医療救助、危険地帯からの市民の避難、必要不可欠なサービスの提供で構成されている[27]

SCDの最も有名な役割は、シリア空軍のヘリコプターから投下される即席爆発装置「樽爆弾」による空爆から市民を救出することである。 バッシャール・アル=アサドからの支援要請を受けて2015年9月30日にロシアがシリア内戦に介入した[28] 。SCDの仕事の大半はロシア空軍攻撃機による空爆に対応している。

SCDは救助サービスの提供だけでなく損壊した建造物の安全確保や電力・水道サービスの再接続などの修復作業、道路の清掃、不発弾の危険性についての子供達への教育と同様に消火活動、冬の嵐対策も請け負っている[29][30][31] 。時々世界で最も危険な仕事と表現される[8][32] こともあるSCDの任務は様々な交戦地帯の脅威によるリスクが伴う。組織の創設以降2016年後半までに159人のホワイトヘルメットが殺害された[30]

SCDは国際民間防衛機構(ICDO)とは提携しておらず、1972年からICDOのメンバーであるシリア民間防衛隊(Syria Civil Defence forces)とのつながりもない。しかし、シリア政府の民間防衛組織は反体制派支配地域では活動しておらず、シリアの民間人への爆撃はシリア政府軍が同地域に対して行うことが圧倒的に多いためSCDは民間防衛任務に従事している[33][34][35]

2015年時点では、SCDの年間予算は諸外国の寄付と公的資金調達の合計額3000万ドルである。フルタイムで勤務するボランティアは毎月150ドルの給料を受け取る[36]

SCDはガズィアンテプのトルコ・シリア国境に連絡オフィス[37] とトルコに訓練センターを有している[38]

ホワイトヘルメットには約100人の女性がいる[39][40]

提携と資金調達

編集

SCDは正式には公平な人道NGOであり、いかなる政治的または軍事的当事者との関係を持たず、必要としている人には誰にでもサービスを提供すると約束している[25]。SCDは地元評議会や武装勢力との交渉を通じて活動区域を拡大してきたと主張している[41]

SCDはオランダのNGO「メイデイ・レスキュー」と緊密なパートナーシップを結んでいる。メイデイ・レスキューのシリア・プログラムマネージャーはFarouq Habib[42][43] であり、彼はホワイトヘルメットの国際関係のトップとして説明されている[44] 。2015年5月、SCDのトップのラエド・サレーとメイデイ・レスキューのトップのジェームズ・ル・メスリエールは国際連合安全保障理事会欧州連合の外交官と会いシリア上空の飛行禁止空域の施行を主張した[45] 。2015年9月の国際連合総会のサイドミーティングでも飛行禁止空域の施行が主張された[46]

ホワイトヘルメットはアメリカ合衆国、イギリスや他の西側政府から慈善資金を受け取っている[47] 。初期の最大出資者はメイデイ・レスキューを通じて出資したイギリスの外務・英連邦省だった[48]。2016年時点でSCDはアメリカの民間の国際開発企業「ケモニクス」を通じて部分的に資金提供を受けていると述べている[49]。資金提供者は現在カナダ政府の「Peace and Stabilization Operations Program」や[43] 、デンマーク政府[50][51] 、ドイツ政府[52] 、日本の国際協力機構(JICA)[12][53]、オランダ外務省[54][55] 、ニュージーランド外務省[56]アメリカ合衆国国際開発庁 (USAID)[29] とイギリスの「Conflict, Stability and Security Fund」(CSSF)が含まれる[57] 。USAIDは2013年から2016年3月までに少なくとも2300万ドルを寄付した[58][59] 。イギリス政府は2012年から2015年11月の間に1500万ポンドの資金を提供し[60] 、2016年10月までに3200万ポンドに増加した[61]。SCDはまた負傷したボランティアの治療の提供と彼らの家族をサポートする「Hero Fund」への個人のオンライン寄付も受け取っている[62]

広報と認知

編集

SCDは地域及び国際メディアのシリアの紛争報道において幅広く言及・引用または描写されている[63] 。SCDのディレクターのラエド・アル=サレーは民間人への爆撃に反対する率直な提唱者であり、国際連合安全保障理事会や他の国際機関で何度も演説している[64][65]

イギリス政府の530万ポンドのメディア活動家プログラムにはシリアの独立ジャーナリスト及び活動家の訓練も含まれており、その中にはツイッターフェイスブックでの「ホワイトヘルメット」の活動報告向けの訓練も含まれていた[60]

SCDは2つの映画の題材になっている。 配信サービスのNetflixはドキュメンタリー映画『ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊- 』(監督:オーランド・ヴォン・アインシーデ、プロデューサー:ジョアンナ・ナタセガラ)を2016年9月16日に公開した[66] 。同作は第89回アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した[67] 。SCDトップのラエド・サレーは有効なビザを持っていたが紛争の激化によりオスカー(アカデミー賞)のセレモニーに行くことができず、映画のカメラマンを務めたハリド・ハティーブ(Khaled Khateeb)もビザの問題により出席出来なかった[68]AP通信ドナルド・トランプ政権下のアメリカ合衆国国土安全保障省がハティーブに関する「不名誉情報」を入手したため直前にハティーブの米国入国を禁じる措置をとったと報じた[69][70]。2017年に公開された『アレッポ 最後の男』はシリア人の監督フィラス・ファイヤド(Feras Fayyad)がデンマークの映画製作者スティーン・ヨハネッセン(Steen Johannessen)及びアレッポ・メディアセンターとのコラボで制作された。本映画は2017年のサンダンス映画祭のワールド・シネマ ドキュメンタリー・コンペティション部門で審査員大賞グランプリに選ばれた[71][72][73]

2016年にSCDはノーベル平和賞にノミネートされ[74] 、「第二のノーベル賞」と言われるライト・ライブリフッド賞を受賞した[75]

2017年にSCDはレフュジーズ・インターナショナルの「McCall-Pierpaoli Humanitarian Award」を受賞し[40][76] 、SCDの女性ボランティア達はサラ・ブラウンが設立した子供達のチャリティー「Theirworld」の「Theireworld Hope award」を受賞した[77] 。これらの賞を受け取ったSCDの女性ボランティアのManal Abazeedはフォーチュン誌の2017年の「世界の最も強い女性達(World's Most Powerful Women)」のリストに入った[40]

2017年にポリティコは「子供の救護者」として知られているアレッポの有名メンバーのハレド・オマー・ハラー(Khaled Omar Harrah)を「shaping, shaking and stirring Europe」リストの28人の1人とした[78][79] 。彼は2016年8月のアレッポ空爆で死亡した[80] 。ハラーは『アレッポ 最後の男』での主要な登場人物であり、死後に同作は彼へと捧げられた[81]

他の有名なメンバーにはイドリブで瓦礫の下から子供を救出した民間防衛隊員Mohammed Abu Kifaがいる[22][82] 。2017年8月12日に明らかな暗殺により彼が25歳で死亡したのを受けてBBCラジオ4の『Last Word』でkifahの人生が賛美された[83]

論争

編集

調査に携わるジャーナリストとアナリストによればSCDはロシア政府、シリア政府及び組織が武器を運搬し「テロリスト」グループを支援しシリア内戦に肩入れしていると非難する政府の支持者による組織的な情報戦争活動の標的になっていると主張している[84][85][86][81][87][88][89]。ガーディアンのオリビア・ソロンは英語のロシアのテレビネットワークRTや報道機関「スプートニク」への寄稿者の主張も同様に精査されていると主張している[90]。事実検証サイトの「スノープス」は、ホワイトヘルメットに対するこれらの非難は証明されていないと主張している[91] 。同様に、複数のジャーナリストはSCDを非難する個人の信憑性と政府とのつながりに関して深刻な疑問があると主張している[92][93] 。ニューヨーク・タイムズのLinda Qiuは、ホワイトヘルメットは「アルカイダのメンバー」というアサド大統領の主張は「根拠がない」と主張している[94]

2016年11月、シリアのメディア機構「Revolutionaries of Syria Media Office」はホワイトヘルメットの2人のボランティアがマネキンチャレンジ用に救出作戦を演出した様子を映した映像を公開した。SCDはボランティアの判断ミスを謝罪し、公式チャンネルに録画をシェアしていないと語った[95][96]

2017年6月、SCDのメンバーが親政府勢力の兵士の切断された遺体を埋葬する際に武装勢力を手助けしたことが発覚した後、SCDは彼を解雇した[97]

また、公益財団法人中東調査会の主席研究員である髙岡豊は、「彼らがイドリブ県で活動を行うには、テロ組織であるヌスラ戦線の許可、保護が必要であり、実際、ホワイトヘルメットの存在と活動はヌスラ戦線の広報で利用されている。また、イドリブ県では過去数年、イスラーム過激派諸派などが資金源として臓器売買に従事しているとの情報が取りざたされているが、人権団体であるホワイトヘルメットはこの件についてほぼ沈黙している。」「欧米諸国がEUを目指して密航を試みる多数の難民よりもホワイトヘルメットの構成員とその家族を特別扱いして優先救助しているのは、欧米諸国がホワイトヘルメットを利用してシリア紛争に介入したことが理由だとみなすことが出来る。」と主張した[98]。また髙岡は、中立を自称するホワイトヘルメットの救助活動が、実際はヌスラ戦線が占拠する地域でヌスラ戦線に従属・迎合しつつ行われており、イスラーム国やクルド民族主義勢力の占拠地では、どのような民間人被害が生じてもホワイトヘルメットは決して現れなかった、とも主張している[99]

脚注

編集
  1. ^ シリアの市民救助隊「ホワイト・ヘルメット」に密着したドキュメンタリー TABI LABO(2017年1月4日)2018年3月21日
  2. ^ 化学兵器か 政権側否定 子供ら21人死亡 東グータ 毎日新聞、2018年6月11日閲覧。
  3. ^ シリアの東グータ、政府軍の空爆で180人近く死亡と支援団体 CNN、2018年6月11日閲覧。
  4. ^ 化学兵器使用「証拠示す必要ある」 シリア人権監視団代表 産経新聞、2018年6月11日閲覧。
  5. ^ Aikins, Matthieu. "Whoever Saves a Life — Matter". Medium. 2016年2月18日閲覧
  6. ^ "Volunteers to Save Lives | SCD". syriacivildefense.org. 2016年9月14日閲覧
  7. ^ a b c "The rise of Syria's White Helmets". The Economist. 10 October 2016. 2016年10月11日閲覧
  8. ^ a b Bryan Schatz (10 December 2014). "The Most Dangerous Job in the World: Syria's Elite Rescue Force". Men's Journal. 2016年11月23日閲覧
  9. ^ Le Mesurier, James. "Our Work". Mayday Rescue. 2017年11月30日閲覧
  10. ^ Jan, Maria (21 August 2015). "Q&A: Syria's White Helmets". Al Jazeera Media Network. 2017年11月30日閲覧
  11. ^ Emily Hough (December 2014). "Meeting Syria's volunteer rescuers". Crisis Response Journal. 10 (2). 2016年9月22日閲覧
  12. ^ a b "Train Urban Search and Rescue Teams". Analysis, Research and Knowledge. 2016年9月22日閲覧
  13. ^ "James Le Mesurier". Mayday Rescue. 26 August 2015. 2016年9月22日閲覧
  14. ^ "Our Team - Mayday Rescue". {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  15. ^ Maria Jan, "Q&A: Syria's White Helmets" Al Jazeera, August 21, 2015
  16. ^ "This is why the White Helmets should win the Nobel Peace Prize". 5 October 2016. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  17. ^ "UK training for Syrian activists to save lives". Foreign and Commonwealth Office. gov.uk. 6 September 2013. 2016年11月20日閲覧
  18. ^ Sloane Speakman (13 May 2015). "Syria Civil Defence: A Framework for Demobilization and Reconstruction in Post-Conflict Syria". Georgetown Security Studies Review. 2016年10月10日閲覧
  19. ^ Jonathan Gornall (29 September 2016). "Newsmaker: The White Helmets". The National. Abu Dhabi. 2016年9月30日閲覧
  20. ^ Malsin, Jared (25 September 2016). "How the White Helmets of Syria Are Being Hunted in a Devastated Aleppo". Time. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  21. ^ Malsin, Jared (6 October 2016). "As the war worsens, rescue workers risk their lives on the front lines". Time. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  22. ^ a b Raf Sanchez Seven members of Syria's White Helmets shot dead by unknown gunmen, 'Telegraph, 12 August 2017
  23. ^ Raed Al Saleh (14 December 2016). "As a White Helmet I ask for one thing: safe passage for those in Aleppo". The Guardian. 2016年12月17日閲覧
  24. ^ Michelle Nichols (15 December 2016). "Syria's White Helmets accuse Russia of Aleppo war crimes: letter". Reuters. 2016年12月17日閲覧
  25. ^ a b "Volunteers to Save Lives | SCD". www.syriacivildefense.org. 2016年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月18日閲覧
  26. ^ "Civil defence - ICRC". www.icrc.org (アメリカ英語). 29 October 2010. 2016年2月18日閲覧
  27. ^ Dagher, Sam (1 May 2016). "White Helmets Are White Knights for Desperate Syrians". The Wall Street Journal. 2016年8月20日閲覧
  28. ^ Chappell, Bill (30 September 2015). "Russia Begins Airstrikes In Syria After Assad's Request". National Public Radio Inc. 2017年11月30日閲覧
  29. ^ a b "Syria". USAID. 27 May 2016. 2016年10月7日閲覧
  30. ^ a b Mehrnoush Pourziaiee (26 August 2016). "White Helmets, Omran and fading hope in Syria". BBC Persian. 2016年10月6日閲覧
  31. ^ Emma Pearson, Katie Welsford (20 November 2014). "In conversation with Syria's 'White Helmets'". Middle East Eye. 2016年11月24日閲覧
  32. ^ Lydia James (10 October 2014). "The most dangerous job in the world". New Internationalist. 2016年11月23日閲覧
  33. ^ "Member states". International Civil Defence Organisation. 2016年11月20日閲覧
  34. ^ قوات الدفاع المدني [Civil Defense Force]. Defense Ministry in the Syrian Arab Republic. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  35. ^ Arab, The New. "Syrian regime responsible for 75% of 2016 civilian casualties". alaraby (英語). 2017年1月24日閲覧
  36. ^ Janine di Giovanni (21 January 2016). "Syria's White Helmets Save Civilians, Soldiers and Rebels Alike". Newsweek. 2016年9月22日閲覧
  37. ^ Jared Maslin. "The White Helmets Of Syria". TIME. 2017年5月13日閲覧
  38. ^ The rise of Syria’s White Helmets, The Economist, 15 October 2015.
  39. ^ Arwa Ibrahim 'We will play our part,' says White Helmet female volunteer, Middle East Eye, 9 March 2017
  40. ^ a b c The World's Most Powerful Women: April 28, Fortune, April 2017
  41. ^ “「ホワイト・ヘルメット」をめぐる賛否。彼らは何者なのか?”. Newsweek. (2016年10月21日). https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-6091_2.php 2018年3月21日閲覧。 
  42. ^ "Farouq Habib". Mayday Rescue. 23 September 2015. 2016年12月17日閲覧
  43. ^ a b "Modification - Nobel Peace Prize nominees White Helmets to visit five Canadian cities". Government of Canada. 6 December 2016. 2016年12月17日閲覧Today, Canada is also announcing a $4.5-million contribution to Mayday Rescue to support the White Helmets' life-saving work in Syria. This contribution, funded through the Peace and Stabilization Operations Program
  44. ^ "Nobel Peace Prize nominated 'White Helmets' to visit five Canadian cities". British High Commission Ottawa. gov.uk. 28 November 2016. 2016年12月17日閲覧
  45. ^ Raed al Saleh (27 March 2015). "Stop the 'barrel bombs' in Syria". Washington Post. 2016年11月24日閲覧
  46. ^ Zeina Karam (28 September 2015). "At UN event, speakers call for end to Syria barrel bombs". Business Insider. Associated Press. 2016年11月24日閲覧
  47. ^ "Our Partners". Syria Civil Defense (official website). {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  48. ^ Richard Spencer (27 September 2015). "As the West drops demand for Assad to go, meet the group the UK funds to support his victims". Daily Telegraph. 2016年9月22日閲覧
  49. ^ "Our Partners". Syria Civil Defence. 2016年10月16日閲覧
  50. ^ "The Government launches a new stabilisation support package to Iraq and Syria". Ministry of Foreign Affairs of Denmark. 18 October 2016. 2016年11月23日閲覧
  51. ^ "Denmark donates DKK 20 million to Syria's 'White Helmets'". reliefweb. 5 December 2016. 2016年12月12日閲覧
  52. ^ "RFQ-160816 Search and Rescue Equipment" (zip/Word). Mayday Rescue. 22 August 2016. 2016年9月22日閲覧
  53. ^ "Donors". Mayday Rescue. 2016年9月22日閲覧
  54. ^ Zaken, Ministerie van Buitenlandse. "Dutch support for Syrian rescue workers". www.government.nl (イギリス英語). 2016年2月18日閲覧
  55. ^ Janene Pieters (22 November 2016). "Netherlands to give €4 million to Syria rescue workers". NL Times. 2016年11月24日閲覧
  56. ^ Sam Sachdeva (26 October 2016). "NZ Fire Service to train Syria's 'White Helmets' civil defence volunteers". stuff. 2016年11月23日閲覧
  57. ^ "2010 to 2015 government policy: peace and stability in the Middle East and North Africa - GOV.UK". www.gov.uk. 2016年2月18日閲覧
  58. ^ Mark C. Toner (27 April 2016). "Daily Press Briefing - April 27, 2016". United States Department of State. 2016年9月22日閲覧we provide, through USAID, about $23 million in assistance to them
  59. ^ Salhani, Justin (20 April 2016). "U.S. Denies Entry To Syrian Aid Worker Who Came To Receive Humanitarian Award". ThinkProgress. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  60. ^ a b "Providing non-humanitarian assistance in Syria". Foreign & Commonwealth Office. 1 December 2015. 2016年10月6日閲覧
  61. ^ "Conflict, Stability and Security Fund". House of Lords Hansard. UK Parliament. 2 November 2016. Column 720. 2016年12月4日閲覧
  62. ^ "They've saved over 60,000 lives. Now they need you and me". 2016年9月14日閲覧
  63. ^ "Google". www.google.com.tr. 2016年2月18日閲覧
  64. ^ "Syrian rescue organization appeals to UN Security Council over barrel bombs". Associated Press (イギリス英語). The Guardian. 26 June 2015. 2016年2月18日閲覧
  65. ^ Wintour, Patrick; Black, Ian (4 February 2016). "David Cameron calls for billions more in international aid for Syrian refugees". The Guardian (イギリス英語). ISSN 0261-3077. 2016年2月18日閲覧
  66. ^ "Netflix to Unveil Four Original Documentaries at the 2016 Toronto International Film Festival". Netflix Media Center. 2016年9月14日閲覧
  67. ^ "2017 Winners and Nominees". Oscars. 2017年7月28日閲覧
  68. ^ Messer, Lesley. "'White Helmets' filmmakers discuss Raed Saleh and Khaled Khateeb's absences". ABCNews. 2017年7月28日閲覧
  69. ^ Klapper, Bradley. "Syrian who worked on nominated film can't attend Oscar". Associated Press. 2017年7月28日閲覧
  70. ^ アカデミー賞 シリア反体制派の男性、出席断念 旅券失効 毎日新聞(2017年2月26日)2018年3月21日閲覧
  71. ^ Charlie Phillips Unflinching film-making … Last Men in Aleppo, Guardian Tuesday 24 January 2017
  72. ^ 受賞作アンコール BS世界のドキュメンタリー(2017年12月22日)2018年3月21日閲覧
  73. ^ 上映作品 G.アレッポ 最後の男たち 国連UNHCR難民映画祭2017。2018年3月21日閲覧
  74. ^ "The Nobel Peace Prize: Who will win this year?". BBC News. 6 October 2016. 2016年12月15日閲覧
  75. ^ "Here's The Story Of 'White Helmets' Who Are Saving Innocent Civilians In War-Torn Syria". indiatimes.com. 2017年1月2日閲覧
  76. ^ Ari Shapiro Female Syrian White Helmets Honoree Had No Hesitation To Join, NPR, April 26, 2017
  77. ^ Female White Helmets from Syria and Afghan footballer receive Theirworld awards, Theirworld, 7 March 2017
  78. ^ "Khaled Omar Harrah: The First Responder". Politico.
  79. ^ "Magazin wählt Petry und Erdogan zu den 'Denkern und Machern 2017'". Rheinische Post (German). 7 December 2016.
  80. ^ Tahhan, Zena (19 August 2016). "White Helmet: We called Khaled the 'child rescuer'". Al Jazeera. 2016年9月9日閲覧
  81. ^ a b Matthew Carey ‘Last Men in Aleppo’ Director Firas Fayyad: Russian Disinformation Campaign Distorts Image Of Syrian White Helmets, Deadline, November 13, 2017 12:26pm
  82. ^ "Civil defense volunteer bursts into tears after rescuing a baby girl in Idlib". Orient News. 30 September 2016. 2016年10月27日閲覧
  83. ^ Presenter: Kate Silverton; Interviewed Guest: Moaz Al Shami (25 August 2017). "Abu Kifah, Sir Bruce Forsyth, Brian Aldiss, Blanche Blackwell, Jerry Lewis". Last Word. 1:10 該当時間:. BBC. BBC Radio 4. 2017年8月27日閲覧
  84. ^ "High praise for Syria's 'White Helmets' – but who are they?" (アメリカ英語). France 24. 16 September 2016. 2016年10月15日閲覧
  85. ^ Ellis, Emma Grey (2017年4月30日). “INSIDE THE CONSPIRACY THEORY THAT TURNED SYRIA'S FIRST RESPONDERS INTO TERRORISTS” (英語). Wired.com. https://www.wired.com/2017/04/white-helmets-conspiracy-theory/ 
  86. ^ Lucas, Scott. "Who are Syria's White Helmets, and why are they so controversial?". The Conversation (英語). 2017年1月24日閲覧
  87. ^ patrickhilsman (19 December 2016). "Russia and the Syrian Regime are Documenting Their Own Crimes". P U L S E (英語). 2017年1月24日閲覧
  88. ^ "Print - Assad's allies in the West". www.alaraby.co.uk (アラビア語). 2017年1月24日閲覧
  89. ^ http://www.publications.atlanticcouncil.org/breakingaleppo/wp-content/uploads/2017/02/BreakingAleppo.pdf
  90. ^ Solon, Olivia (18 December 2017). "How Syria's White Helmets became victims of an online propaganda machine". The Guardian (英語). 2017年12月18日閲覧
  91. ^ Palma, Bethania. "FACT CHECK: Syrian Rescue Organization 'The White Helmets' Are Terrorists". snopes (アメリカ英語). 2017年1月24日閲覧
  92. ^ Worrall, Patrick. "FactCheck: Eva Bartlett's claims about Syrian children". Channel 4 News (イギリス英語). 2017年1月24日閲覧
  93. ^ "There's No Such Thing as a Good Fake - When Publicity Stunts Go Wrong - bellingcat". bellingcat (アメリカ英語). 30 November 2016. 2017年1月24日閲覧
  94. ^ Qiu, Linda (2017年4月10日). “Syria Conspiracy Theories Flourish, at Both Ends of the Spectrum” (英語). The New York Times. https://www.nytimes.com/2017/04/10/us/politics/factcheck-syria-strike-conspiracy-theories.html 
  95. ^ “White Helmets backlash after Mannequin Challenge video” (英語). BBC. (2016年11月24日). http://www.bbc.com/news/world-middle-east-38066791 
  96. ^ “Syria's White Helmets apologize for Mannequin Challenge video” (英語). CNN. (2016年11月24日). https://edition.cnn.com/2016/11/24/middleeast/mannequin-challenge-white-helmets-syria/index.html 
  97. ^ “Renown White Helmets fire member for dumping dead soldiers in Syria” (英語). Newsweek. (2017年6月22日). http://www.newsweek.com/oscar-win-white-helmets-syria-volunteer-dump-bodies-rebels-628407 
  98. ^ “シリア:ホワイトヘルメットの末路”. 主席研究員 髙岡豊 (公益財団法人 中東調査会). (2018年7月18日). https://www.meij.or.jp/kawara/2018_039.html 
  99. ^ №130 シリア:「ホワイトヘルメット」の有力後援者が変死”. 公益財団法人 中東調査会. 2024年4月22日閲覧。

外部リンク

編集