ホロカヤントウ沼
ホロカヤントウ沼(ほろかやんとうぬま、ホロカヤントー)は、北海道十勝総合振興局管内の広尾郡大樹町にある沼。沼の周囲には北海道指定文化財(史跡)の「十勝ホロカンヤントー竪穴群」がある[3]。
ホロカヤントウ沼 | |
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ホロカヤントウ沼周辺の空中写真。 1977年9月22日撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 | |
所在地 |
日本 北海道(十勝総合振興局) |
位置 | 北緯42度31分45秒 東経143度28分5秒 / 北緯42.52917度 東経143.46806度座標: 北緯42度31分45秒 東経143度28分5秒 / 北緯42.52917度 東経143.46806度 |
面積 | 0.39[1] km2 |
周囲長 | 5.7[2] km |
最大水深 | 4.7 m |
平均水深 | 2.0 m |
水面の標高 | 1 m |
成因 | 海跡湖[2] |
淡水・汽水 | 汽水[2] |
湖沼型 | 腐植栄養型[2] |
プロジェクト 地形 |
地理
編集大樹町市街地から東方15Kmの位置にあり、ホロカヤントウ川が流入し、太平洋に流出する[4]。 南側に隣接した当縁川河口周辺には広大な当縁湿原がある[5]。
名称の由来
編集アイヌ語の「ホロカ・ヤン・トー」(後戻りして・揚がる・沼)に由来する[6]。
自然
編集環境省選定の重要湿地「十勝海岸湖沼群」構成の一つであり、沿岸海域は環境省の重要海域に選定されている。 沼水面の区域は全域が北海道鳥獣保護区特別保護地区に指定されている[7]。
利用
編集アクセス
編集- 帯広広尾自動車道忠類大樹ICから車で30分
- 沼の約1Km手前まで北海道道881号ホロカヤントー線が通っている。(残り区間は大樹町道)
周辺
編集- 晩成温泉
- 晩成温泉キャンプ場
- 忠類ナウマン象発掘の地
- 大樹町多目的航空公園
- 国道336号
脚注
編集- ^ 国土地理院 (2023年12月21日). “令和5年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点) 湖沼面積” (PDF). 2024年2月25日閲覧。
- ^ a b c d “第4回基礎調査湖沼調査報告書(全国版)資料集” (PDF). 環境省 (1993年3月31日). 2024年2月25日閲覧。
- ^ “十勝ホロカンヤトー竪穴群”. 文化庁. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “ホロカヤントウ川水系 [010587 地図]”. 国立情報学研究所. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “北海道:十勝平野の海跡湖群(長節沼,湧洞沼,生花苗沼,ホロカヤントウ)”. 地形・地質情報ポータルサイト. 2024年2月25日閲覧。
- ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、326頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ “道指定ホロカヤントウ鳥獣保護区 ホロカヤントウ特別保護地区 指定計画書”. 北海道. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “晩成原生花園 【Bansei Primeval Garden】”. 大樹町. 2024-0-25閲覧。
- ^ “ホロカヤントーのワカサギ釣り解禁”. 大樹町. 2024年2月25日閲覧。