ホオカザリヅル(頬飾鶴、Grus carunculatus)は、ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類

ホオカザリヅル
ホオカザリヅル
ホオカザリヅル Grus carunculatus
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書II類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: ツル科 Gruidae
: ツル属 Grus
: ホオカザリヅル G. carunculatus
学名
Grus carunculatus (Gmelin, 1789)
シノニム

Bugeranus carunculatus

和名
ホオカザリヅル
英名
Wattled crane

分布

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エチオピア中部、ザンビアジンバブエタンザニアボツワナマラウイ南アフリカ共和国東部、モザンビーク[1][2]

形態

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全長150cm。[1][2]前頸から胸部にかけての羽毛は伸長する。[2]額から頭頂にかけて青灰色、顔から頸部にかけて白い羽毛で被われる。[1][2]体上面は暗灰色、体下面は黒い羽毛で被われる。[1][2]

嘴基部から顔にかけて羽毛が無く、赤い皮膚が裸出する。[1][2]頬の下部には肉垂がある。[1][2]虹彩はオレンジがかった黄色。[2]嘴の色彩は赤褐色。後肢の色彩は黒い。[2]

オスの成鳥は肉垂がより大型。[2]

生態

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主にスゲ属からなる湿原[1]湖沼に生息する。[1]基本的に渡りは行わないが、雨期になると短距離を移動することもある。[2]

食性は植物食傾向の強い雑食で、主に植物の茎(主にスゲ属)を食べるが種子昆虫魚類、小型爬虫類も食べる。[1][2]

繁殖形態は卵生。5-8月および10-翌2月にアシなどを積み上げた巣を雌雄で作るか地面の窪みに直接、1回に1-2個の卵を産む。[1][1]雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は30-33日。[2]

人間との関係

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開発による生息地の破壊などにより生息数は減少している。[1]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社2000年、84-85、184頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、28、32、158頁。

外部リンク

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