ペルビアン航空112便着陸失敗事故
ペルビアン航空112便着陸失敗事故(ペルビアンこうくう112びんちゃくりくしっぱいじこ)とは、リマ発ハウハ行きの国内定期便ペルビアン航空112便が着陸に失敗し機体が損壊して炎上した事故である。この事故で死者は出なかったが、搭乗した150人のうち39人が負傷した。
トランス・ヨーロピアン航空塗装の事故機 | |
出来事の概要 | |
---|---|
日付 | 2017年3月28日 |
概要 | 着陸装置の故障。現在調査中 |
現場 | ペルー フニン県ハウハ フランシスコ・カルレ空港 |
乗客数 | 141 |
乗員数 | 9 |
負傷者数 | 39 |
死者数 | 0 |
生存者数 | 150(全員) |
機種 | ボーイング737-3M8 |
運用者 | ペルビアン航空 |
機体記号 | OB-2036-P |
出発地 | ペルー リマ ホルヘ・チャベス国際空港 |
目的地 | ペルー ハウハ フランシスコ・カルレ空港 |
事故機
編集- 使用機材:ボーイング737-3M8
- 機体記号:OB-2036-P
- 製造番号:25071
事故機は初めトランス・ヨーロピアン・エアウェイズで運用され、その後、他の航空会社で運用された後、2013年にペルビアン航空が運用し始めた[1]。
事故の概要
編集映像外部リンク | |
---|---|
事故の様子を機体の左側から撮影した動画[リンク切れ] | |
事故の様子を機体の右側から撮影した動画 | |
事故の様子を機体の外から撮影した動画[リンク切れ] |
事故機は現地時間16時40分(21時40分UTC)にフランシスコ・カルレ空港に着陸した。その時乗客は「2つの衝撃を覚えた」と証言している。着陸してすぐに着陸装置の3本が全てが折れ、滑走路を滑りながら右側に逸れ、空港周辺のフェンスをなぎ倒した[2][3]。機体は損壊し、出火した。乗客141人と乗務員9人は無事脱出し[2][4]、負傷した39人は病院に運ばれた。負傷者のうち2名が骨折し[5]、3人が脳震盪を起こした[3]。事故の様子は数人の乗客によって撮影された[6]。
調査
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ “OB-2036-P Peruvian Airlines Boeing 737-300 - cn 25071 / 2039” [“OB-2036-P ペルビアン航空 ボーイング 737-300 - cn 25071 / 2039] (英語). Planespotters.net. 29 March 2017閲覧。
- ^ a b c Hradecky, Simon (28 March 2017). “Accident: Peruvian B733 at Jauja on Mar 28th 2017, hard landing, runway excursion, all gear collapsed, aircraft caught fire” [事故:2017年3月28日にハウハでB733の着陸ギアが折れ、着陸に失敗し炎上] (英語). The Aviation Herald. 29 March 2017閲覧。
- ^ a b “COMUNICADO A LA OPINIÓN PÚBLICA AEROPUERTO DE JAUJA” [事故現場の空港について] (スペイン語). CORPAC (28 March 2017). 29 March 2017閲覧。
- ^ a b “Piloto de Peruvian admite desequilibrio en aeronave incendiada en Jauja” [ペルビアン航空のパイロットは機体が不安定だったと認めた] (スペイン語). Portal de Turismo (30 March 2017). 31 March 2017閲覧。
- ^ “Un avión de Peruvian Airlines se incendió en el aeropuerto de Jauja” [ペルビアン航空の機体がハウハの空港で炎上] (スペイン語). Media Grupo RPP (28 March 2017). 29 March 2017閲覧。
- ^ “VIDEO Inside Peruvian Airlines Flight 112 during landing accident at Francisco Carle Airport,Peru” [ペルビアン航空112便の着陸の様子を撮影した動画] (英語). Air Disasters. 28 March 2017閲覧。