ペルソナ (人工衛星)
ペルソナはロシアの偵察衛星。ソ連時代のヤンターリの系譜を受け継ぐレスールスDK級対地観測衛星の派生型。
ペルソナ | |
---|---|
ペルソナ衛星のイメージ図 | |
所属 | ロシア |
主製造業者 |
TsSKBプログレス ロモ ヴァヴィロフ国立光学研究所 |
運用者 |
VKS (2008-2011) VKO (2011-) |
状態 | 製造中 |
目的 | 光学観測 |
設計寿命 | 3-5年 |
物理的特長 | |
質量 | 7000 kg |
軌道要素 | |
軌道 | 太陽同期軌道 |
TsSKBプログレスが製造し、ロモやヴァヴィロフ国立光学研究所が光学系を製造した。
衛星
編集コスモス2441号と名づけられた初号機は、2008年7月26日にプレセツク宇宙基地43/3射点からソユーズ2.1bロケットで750kmの太陽同期軌道に打ち上げられた[1]。しかし電気的故障のため、利用可能な画像の地球への送信ができずに失敗した[2]。
2号機に当たるコスモス2486号は2013年6月7日に打ち上げられた[3]。2015年6月23日に打ち上げられたコスモス2506号はペルソナの3号機と見られている。
詳細
編集衛星の重量は6500kg、全長7m、直径2.7m[要出典]。
衛星の光学サブシステムはコルシュ式反射望遠鏡型式で、第一反射鏡が1.5m、焦点距離が20mである[4]。
CCDイメージセンサはおそらくピクセルサイズ9µmのELCT1080v1U[要出典]とされる[5]。 CCDの製造は旧ELECTRON-OPTRONICとして知られるELAR(ЭЛАР)科学製造社であり[6]、焦点面ユニットはオプテックス(ОПТЭКС)科学製造合同が製造した。
註
編集- ^ Clark, Stephen (2008年7月26日). “Soyuz 2-1b rocket launches classified military payload”. Spaceflight Now. 2008年10月27日閲覧。
- ^ “В гибели военного спутника виноваты детали” (ロシア語). Российская газета. 2009年2月11日閲覧。
- ^ Graham, William. “Russian spy satellite launched via Soyuz 2-1B”. NASASpaceflight.com. 8 June 2013閲覧。
- ^ “ОПТИКО-ЭЛЕКТРОННЫЕ СИСТЕМЫ ДЛЯ ДИСТАНЦИОННОГО ЗОНДИРОВАНИЯ ЗЕМЛИ” (ロシア語). LOMO. 2008年10月27日閲覧。
- ^ “Разработки и производство ФПЗС и цифровых камер на их основе” (ロシア語). Интернет-журнал "ТелеФото Техника" Тип ФПЗС ELCT1080v1U ... Размеры элемента, µм 9х9" (2008年11月1日). 2015年7月1日閲覧。
- ^ “ФПЗС ВЗН” (ロシア語). NPP-ELAR. 2008年10月27日閲覧。