ペガスス座矮小不規則銀河
ペガスス座矮小不規則銀河(Pegasus Dwarf Irregular Galaxy)は、ペガスス座にある矮小不規則銀河である。1950年代にアルバート・ウィルソンが発見した。この銀河は、アンドロメダ銀河の伴銀河である。
ペガスス座矮小不規則銀河 | ||
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星座 | ペガスス座 | |
見かけの等級 (mv) | 13.2[1] | |
視直径 | 5′.0 × 2′.7[1] | |
分類 | dIrr/dSph[1] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 23h 28m 36.2s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | +14° 44′ 35″[1] | |
赤方偏移 | -183 ± 0 km[1] | |
距離 | 3.0 ± 0.1×106光年[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
UGC 12613,[1] PGC 71538,[1] DDO 216,[1] Pegasus Dwarf,[1] PegDIG[1] | ||
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概要
編集1975年、Tully & Fisherは、この銀河が局所銀河群の一部であることを確かめた。この銀河の金属量と距離の推定は、学界における課題となっていたが、近年、tip of the red giant branch法を用いて、2000年に誤差10%[3][4]、2005年に誤差3%で求められた[2]。
フィクション
編集この銀河は、SFテレビドラマ『スターゲイト アトランティス』の舞台であると推測されている。劇中では「ペガスス銀河」とのみ呼ばれており、形については触れられなかったが、ミッドウェイステーションからは不規則銀河が見えた。また、ハンク・ランドリーがペガスス銀河と銀河系の間の距離は300万光年であると述べる描写もあり、このシリーズはペガスス座矮小不規則銀河が舞台であることが示唆されている。
関連項目
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k “NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for PegDIG. 2007年3月15日閲覧。
- ^ a b McConnachie, A. W.; Irwin, M. J.; Ferguson, A. M. N.; Ibata, R. A.; Lewis, G. F.; Tanvir, N. (2005). “Distances and metallicities for 17 Local Group galaxies”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 356 (4): 979–997. arXiv:astro-ph/0410489. Bibcode: 2005MNRAS.356..979M. doi:10.1111/j.1365-2966.2004.08514.x.
- ^ Karachentsev, Igor D.; Karachentseva, Valentina E.; Huchtmeier, Walter K.; Makarov, Dmitry I. (2004). “A Catalog of Neighboring Galaxies”. The Astronomical Journal 127 (4): 2031–2068. Bibcode: 2004AJ....127.2031K. doi:10.1086/382905.
- ^ van den Bergh, Sidney (2000). The Galaxies of the Local Group. Cambridge, UK: Cambridge University Press. ISBN 0-521-65181-6