ペインキラー (バンド)
ペインキラー(Painkiller)[1]は、1991年に結成されたバンド。彼らのスタイルは、アヴァンギャルド・ジャズとグラインドコアが混在していた。その後のアルバムには、アンビエントやダブの要素も組み込みまれていた[2]。
ペインキラー Painkiller | |
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出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク |
ジャンル | アヴァンギャルド・ジャズ、グラインドコア、実験音楽、デスメタル |
活動期間 | 1991年 - 1995年、1997年、2008年 |
レーベル | イヤーエイク、ツァディク |
旧メンバー |
ジョン・ゾーン ビル・ラズウェル ミック・ハリス |
略歴
編集ペインキラーの3人の主要メンバーは、サックスのジョン・ゾーン、エレクトリックベースのビル・ラズウェル、そして元ナパーム・デスでドラムのミック・ハリス[3]。バンドには、山塚アイ、バケットヘッド、マイク・パットン、巻上公一、ゴッドフレッシュのジャスティン・ブロードリックとG.C.グリーン、不失者の灰野敬二など、ライブでもスタジオでも数名のミュージシャンが参加している。
ハリスは1995年にバンドを去り、自身のソロによるコンピュータ・ミュージックだけに専念するようになった。彼の脱退後、多くの人はペインキラーが消滅したものと考えていた。 しかし、ゾーンとラズウェルはこのプロジェクトを2008年に復活させ、ルインズの吉田達也とライブ演奏を行った。その後、ハミッド・ドレイクがドラムで参加したニューヨークのトニックにおけるゾーン生誕50周年記念ライブ(マイク・パットンをゲストとしてフィーチャーした)での模様が、ツァディクからライブ・アルバムとしてリリースされた。
2008年、ペインキラーはフランスにて、ゾーン、ラズウェル、ハリスのオリジナル・ラインナップで演奏した。ここではフレッド・フリスやマイク・パットンらゲスト・ミュージシャンも登場した[4]。
メンバー
編集現在のメンバー
編集- ジョン・ゾーン (John Zorn) – サクソフォーン (1991年– )
- ビル・ラズウェル (Bill Laswell) – ベース (1991年– )
- 吉田達也 (Tatsuya Yoshida) – ドラム (2008年– )
旧メンバー
編集- ミック・ハリス (Mick Harris) – ドラム (1991年–1995年)
ディスコグラフィ
編集アルバム、EP
編集- 『処女の臓腑』 - Guts of a Virgin (1991年) ※EP
- 『秘罪』 - Buried Secrets (1992年) ※EP
- 『儀式 (ライヴ・イン・ジャパン)』 - Rituals: Live in Japan (1993年)
- 『処刑場』 - Execution Ground (1994年)
- Talisman: Live in Nagoya (2002年)
- 50th Birthday Celebration Volume 12 (2005年) ※with ハミッド・ドレイク、マイク・パットン
- The Prophecy: Live in Europe (2013年) ※with 吉田達也
コンピレーション・アルバム
編集- Painkiller: The Collected Works (1997年)
- Guts of a Virgin/Buried Secrets (1998年)
関連項目
編集脚注
編集- ^ もともとは「Pain Killer」として知られていた
- ^ Christie, I. Trouserpress.com Painkiller entry accessed 22 July 2008.
- ^ “Pain Killer”. AllMusic. 11 December 2023閲覧。
- ^ Violator_Vtr, 2008 06 23 Painkiller (w Mike Patton) - Cité de la Musique, Paris, France 2023年12月11日閲覧。