ベントレー・4¼リットル
ベントレー・4¼リットル[注釈 1]はベントレーが1936年[1][2]から1939年[2][3]に製造した乗用車である。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8c/Bentley_4%2C25_front_20020707.jpg/480px-Bentley_4%2C25_front_20020707.jpg)
ロールス・ロイス・25/30HPをベース[3][1]とし、スキナーズ・ユニオン製ツインキャブレター等のチューニングを受け[3][1]、シャシも低く短くされている[3]。
エンジンは直列6気筒[2]、内径φ88.9mm×行程114.3mm[2]で排気量4,255cc。最高出力は公表されなかったが最高速度はロールス・ロイス・25/30HPとの比較で30km/h以上上回る154km/hとされていた[1][2]。
後期型ではカムシャフトの改良、ハイギアード化により最高速度172km/hとなった[1]。
ロールス・ロイス・25/30HPがロールス・ロイス・レイスに発展したのを受けて製造中止となり[3]、生産台数は1,234台[2]。後継車はロールス・ロイス・レイスをベースにシャシを改良したベントレー・マークV[3][1]。
注釈
編集- ^ 『世界の自動車-22 ロールス・ロイス ベントレー - 戦後』p.36に、ロールス・ロイス・25/30HPをベースに1936年から1939年まで生産された車種が4½リットルである旨の記述があるが4¼リットルの明らかな誤り。
出典
編集参考文献
編集- 『ワールド・カー・ガイド27ロールス・ロイス&ベントレー』ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-166-8
- 高島鎮雄『世界の自動車-22 ロールス・ロイス ベントレー - 戦後』二玄社