ベンジー (1974年の映画)

ベンジー
	Benji
監督	ジョー・キャンプ
脚本	ジョー・キャンプ
製作	ジョー・キャンプ
製作総指揮	エド・バンストン
出演者	後述
音楽	ユーエル・ボックス
主題歌	チャーリー・リッチ; "I Feel Love"; 中山圭以子; 「そよ風のベンジー」（日本公開版）
撮影	ドン・レディ
製作会社	マルベリー・スクウェア
配給	マルベリー・スクウェア; 日本ヘラルド
公開	1974年10月17日; 1976年7月10日
上映時間	85分
製作国	アメリカ合衆国
言語	英語
製作費	$500,000
興行収入	$39,552,000; $45,000,000
配給収入	6億8000万円
次作	ベンジーの愛
	テンプレートを表示

『ベンジー』（原題：Benji）は、ジョー・キャンプ（英語版）監督による1974年のアメリカ合衆国の映画。野良犬ベンジー（英語版）と仲良し兄妹の心温まる交流を描いている。1974年の北米興行収入第10位^[2]。

ベンジーを演じたヒギンス（1957～1976）は、1960年代から70年代にかけて活躍したオス犬の動物タレントである。1976年のヒギンスの死後、『ベンジーの愛』以降の作品では、その娘犬のベンジーンがベンジーを演じている^[5]。

日本では1976年に公開され、中山圭以子のシングル「そよ風のベンジー」が日本版主題歌となった（作詞：太田裕美、作曲・編曲：宮崎尚志）。

1976年7月28日に放映されたTBSドラマ「夜明けの刑事」の第79話のサブタイトルは「名犬ペンジー探偵物語」というもの。放送されたのが映画「ベンジー」が公開された直後の時期で全面的にタイアップしたような内容になっている。

あらすじ

街はずれの空き家に棲み、気ままな生活を送っている野良犬のベンジーは、チャプマン家のポールとシンディの幼い兄妹と家政婦のメアリー、カフェの主人ビルや、黒人の警官タトルに可愛がられていた。

ある日、ポールとシンディが何者かに誘拐されてしまう。しかも、2人はベンジーの棲む空き家に監禁されていた。ベンジーはこのことを皆に知らせ、2人を助けようと奔走する。

日本語吹き替え：初回放送1979年4月6日 TBS『春休みプレゼント特別ロードショー』19:00-20:55 ※ソフト未収録

チャーリー・リッチが歌った主題歌"I Feel Love"（作詞：ベティ・ボックス、作曲：ユーエル・ボックス）は、第47回アカデミー賞で歌曲賞にノミネートされ^[6]、第32回ゴールデングローブ賞で主題歌賞を受賞した^[3]。

シリーズ化され、テレビドラマを含む全7作が制作された。

2010年、本作の監督ジョー・キャンプ（英語版）の息子ブランドン・キャンプ監督でリメイクされる事が決定した^[7]^[8]。2018年3月にネットフリックスでオリジナル製作作品として独占配信開始^[9]。

^ “Benji (1974)”. The Numbers. August 5, 2015閲覧。
^ ^a ^b “Box Office Information for Benji”. Box Office Mojo. January 17, 2012閲覧。
^ ^a ^b “Benji”. TCM. January 17, 2012閲覧。
^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』（キネマ旬報社、2012年）342頁
^ “Benji superstar acting dog FAQ's”. benji.com. August 5, 2015閲覧。
^ “The 47th Academy Awards (1975) Nominees and Winners”. oscars.org. 2011年10月2日閲覧。
^ “懐かしの犬映画「ベンジー」が復活”. 映画.com. (2010年12月3日). https://eiga.com/news/20101203/5/ 2016年9月20日閲覧。
^ Benji - IMDb
^ “Canine movie star Benji is ready for his close-up on Netflix”. LA Times (2017年12月16日). 2017年12月16日閲覧。