ベルナルダ
コムーネ
ベルナルダ(イタリア語: Bernalda)は、イタリア共和国バジリカータ州マテーラ県にある、人口約1万2000人の基礎自治体(コムーネ)。
ベルナルダ Bernalda | |
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メタポント(メタポンティオン)のギリシャ遺跡 | |
行政 | |
国 | イタリア |
州 | バジリカータ |
県/大都市 | マテーラ |
CAP(郵便番号) | 75012 |
市外局番 | 0835 |
ISTATコード | 077003 |
識別コード | A801 |
分離集落 | #分離集落参照 |
隣接コムーネ | #隣接コムーネ参照 |
地震分類 | zona 2 (sismicità media) |
気候分類 | zona C, 1366 GG |
公式サイト | リンク |
人口 | |
人口 | 12,453 [1] 人 (2018-01-01) |
人口密度 | 98.3 人/km2 |
文化 | |
住民の呼称 | bernaldesi |
守護聖人 | シエナのベルナルディーノ (san Bernardino da Siena) |
祝祭日 | 5月20日,8月23日 |
地理 | |
座標 | 北緯40度25分 東経16度41分 / 北緯40.417度 東経16.683度座標: 北緯40度25分 東経16度41分 / 北緯40.417度 東経16.683度 |
標高 | 126 (0 - 228) [2] m |
面積 | 126.72 [3] km2 |
マテーラ県におけるコムーネの領域 | |
ポータル イタリア |
市域のメタポントには、古代ギリシャ人が植民都市として築いたメタポンティオン(メタポントゥム) (Metapontum) の遺跡がある。ベルナルダ城はナポリ王国による地域支配の拠点となった。
地理
編集位置・広がり
編集マテーラ県東部に位置するコムーネ。市域はタラント湾に面するが、ベルナルダの市街は内陸に位置する。
隣接コムーネ
編集隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のTAはターラント県(プッリャ州)所属を示す。
歴史
編集古代、イタリア半島南部にはギリシャ人たちが移り住んだ(マグナ・グラエキア)。タラント湾に程近い、現在のメタポントの地には、アカイア人が植民都市メタポンティオン(古代ギリシア語: Μεταπόντιον / Metapontion)を建設した。クロトン(現在のクロトーネ)で活動した数学者・哲学者のピタゴラスの最期については諸説あるが、クロトンから追放されたのちメタポンティオンに移り、断食をして死んだという説が伝えられている(ピタゴラス参照)。
古代ローマ時代、メタポンティオンはメタポントゥム(ラテン語: Metapontum)の名で呼ばれた。
ベルナルダの街は15世紀までカマルダ(Camarda)の名で呼ばれていた。15世紀、ナポリ王国を支配したアラゴン人たちは、ノルマン人たちが築いた城を修築し、ベルナルダ城として地方支配の拠点とした。
行政
編集分離集落
編集ベルナルダには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
- Metaponto, Metaponto Lido, Serramarina, Spineto
人物
編集ゆかりの人物
編集- ピタゴラス - 古代ギリシャの数学者・哲学者。一説に、メタポンティオンで死んだ。
- フランシス・フォード・コッポラ - 米国の映画監督。祖父アゴスティーノ・コッポラが当地出身で米国に移民した。したがって、タリア・シャイア(フランシスの妹)やニコラス・ケイジ(フランシスの甥)らの一族も当地にルーツを持つ。コッポラは、ベルナルダにある邸宅パラッツォ・マルゲリータ (Palazzo Margherita (Bernalda)) を所有し、高級ホテルとして経営している。ソフィア・コッポラ(フランシスの娘)は2011年にパラッツォ・マルゲリータで結婚式を行った。
脚注
編集- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Total Resident Population on 1st January 2018 by sex and marital status” (英語). 2019年6月6日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Matera (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2019年6月6日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Matera (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2019年6月6日閲覧。