ベルガルド=シュル=ヴァルスリーヌ
ベルガルド=シュル=ヴァルスリーヌ (Bellegarde-sur-Valserine)は、フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、アン県のかつて存在したコミューン。
Bellegarde-sur-Valserine | |
---|---|
| |
行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏 |
県 (département) | アン県 |
郡 (arrondissement) | ナンテュア郡 |
小郡 (canton) | 小郡庁所在地 |
INSEEコード | 01033 |
郵便番号 | 01200 |
市長(任期) |
レジス・プティ (2008年 - 2014年) |
自治体間連合 (fr) | Communauté de communes du Bassin Bellegardien |
人口動態 | |
人口 |
11,367人 (2007年) |
人口密度 | 745人/km2 |
住民の呼称 | Bellegardiens |
地理 | |
座標 | 北緯46度06分30秒 東経5度49分36秒 / 北緯46.1083333333度 東経5.82666666667度座標: 北緯46度06分30秒 東経5度49分36秒 / 北緯46.1083333333度 東経5.82666666667度 |
標高 |
平均:m 最低:330 m 最高:1542m |
面積 | 15.25km2 (1 525ha) |
公式サイト | http://www.ville-bellegarde01.fr/ |
地理
編集ベルガルドは、ヴァルスリーヌ川がローヌ川に合流する地点にある。
岩の自然は、非常に特殊な形態をした川床をもたらした。かつて水没したことのあるローヌ川と、ヴァルスリーヌ川の消失である。水は地面の下を潜り、川に架かる短い橋を渡ることがいまだ可能である。たとえ19世紀までここが事実上人の住まない土地であったとしても、この特殊性ゆえにこの地が通過地点となっていたのである。川は現在アン県とオート=サヴォワ県の境界となっている。
ベルガルドは谷の底にあり、西はルトール高原とグラン・クル・ドー山地、東はヴュアシュ山が境界となっている。ローヌ川によって掘られた通り道はこれら2つの山地の間を通る。この通路は、ジェクス地方やレマン湖北部への主要アクセス道となっている。
歴史
編集ベルガルドは、かつてミュシネン(Musinens)の町の集落であった。この土地が無人であったことを、『ガリア戦記』でガイウス・ユリウス・カエサルが述べている。ローヌ川の通路が、ベルガルドに特定の戦略的重要性を与えたのである。往来を困難なものにしていた、川を見下ろしていた岩は1701年に破壊された。
地元の歴史家たちは、ローマ時代からこの通り道は塔で監視され守られていたとする。1948年1月11日、数キロ下流につくられたジェニシア・ダムによって、この通り道は水没した。
19世紀、ベルガルドの村は重要性を持つようになり、ローヌ川の水運を用いて工場が移転してきた。1884年、貯水池とともにルイ・デュモン電気工場が設置された。これによって、ベルガルドはフランス初の電化されたコミューンとなった。町の発展のもうひとつの原動力は、1858年に開通した鉄道のリヨン=ジュネーヴ間路線であった。1881年からエヴィアン=レ=バンへ拡張された。
2019年1月1日、周辺コミューンと合併し、コミューン・ヌーヴェルのヴァルスローヌ(Valserhône)となった。
経済
編集ベルガルド住民や周辺コミューン住民の多くは、給料の高さや仕事に対する熟練に惹きつけられて、ジェクスやスイス(ヴォー州、ジュネーヴ州)で働いている。