ヘレン・クレイグ・マッカラ
ヘレン・クレイグ・マッカラ(Helen Craig McCullough, 1918年 - 1998年)は、米国の日本古典学者。多くの日本古典を英訳したが、ドナルド・キーンやエドワード・G・サイデンステッカーほど日本での知名度は高くない。
カリフォルニア州生まれ。1939年、カリフォルニア大学バークレー校(政治学専攻)を卒業。太平洋戦争の勃発に伴い、コロラド州ボウルダーの海軍日本語学校に入る。終戦後来日し、通訳を務め、1950年、バークレーに戻り、修士号、博士号を取得。スタンフォード大学で講師を務めたのち、1969年、バークレーに戻り、1975年、教授。何度か来日し日本政府から褒章を受け、1988年、引退。夫も日本文学研究者のウィリアム・マッカラ。
著書
編集翻訳
編集- Taiheiki a Chronicle of Medieval Japan(太平記)
- The Tale of the Heike (平家物語)
- Kokin Wakashu: The First Imperial Anthology of Japanese Poetry (古今和歌集)
- Tales of Ise: Lyrical Episodes from 10th Century Japan (Ariwara no Narihira)(伊勢物語)
- Okagami, the Great Mirror: Fujiwara Michinaga (966-1027 and His Times : a Study and Translation)(大鏡)
この記事は英語版Helen_Craig_McCulloughを基としている。