プログレスM-5
ミールへのプログレス補給船
プログレスM-5はソビエト連邦が1990年にミール宇宙ステーションの補給のために打ち上げたプログレス補給船[2]。ミールを訪れた64機のプログレスのうち23機目であり、プログレス-M 11F615A55型で、シリアル番号は206番だった[3]。
任務種別 | ミール の補給 |
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COSPAR ID | 1990-085A |
特性 | |
宇宙機種別 | プログレス-M (11F615A55) |
製造者 | NPOエネルギア |
打ち上げ時重量 | 7250 kg |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 1990年9月27日 10時37分42秒 (UTC) |
ロケット | ソユーズ-U2 |
打上げ場所 | バイコヌール Site 1/5 |
任務終了 | |
廃棄種別 | 軌道離脱 |
減衰日 | 1990年11月28日 (UTC) |
軌道特性 | |
参照座標 | 地球周回軌道 |
体制 | 低軌道 |
近点高度 | 370 km[1] |
遠点高度 | 411 km[1] |
傾斜角 | 51.6 度 |
ミールのドッキング(捕捉) | |
ドッキング | コアモジュール 前方 |
ドッキング(捕捉)日 | 1990年9月29日 12時26分50秒 (UTC) |
分離日 | 1990年11月28日 6時15分46秒 (UTC) |
dock時間 | 59日 |
搭載貨物
編集ミールEO7のクルーのための食料、水、酸素などや科学研究のための装置類、軌道補正やマニューバ実行のための燃料などが積まれていた。飛行後に物資を回収できるVBKラドゥガを搭載した10機のプログレスの1機目であった[4]。
運用
編集プログレスM-5は1990年9月27日10時37分42秒(GMT)にバイコヌール宇宙基地1/5発射台からソユーズ-U2で打ち上げられた[3]。2日後、9月29日12時26分50秒(GMT)にミール・コアモジュールの前方にドッキングした[5][6]。
59日のドッキングの間、ミールは370-411kmの高度、51.6度の傾斜角の軌道を飛行した[1]。11月28日6時15分46秒(GMT)にプログレスM-5はドッキングを解除し、同日の10時24分28秒頃軌道を離脱した[5]。プログレスM-5は太平洋上で大気圏再突入を果たして燃え、燃え残りは会場に落下した[1][5]。VBKラドゥガのカプセルは地球にパラシュートで降下し、11時4分5秒(GMT)ごろロシア共和国国内に着陸した。
註
編集- ^ a b c d McDowell, Jonathan. “Satellite Catalog”. Jonathan's Space Page. 2009年8月27日閲覧。
- ^ “Progress M-5”. NSSDC Master Catalog. US National Space Science Data Center. 2009年8月27日閲覧。
- ^ a b McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 2009年8月27日閲覧。
- ^ Krebs, Gunter. “Progress-M 1 - 13, 15 - 37, 39 - 67 (11F615A55, 7KTGM)”. Gunter's Space Page. 2009年8月27日閲覧。
- ^ a b c Anikeev, Alexander. “Cargo spacecraft "Progress M-5"”. Manned Astronautics - Figures & Facts. 2007年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月27日閲覧。
- ^ Wade, Mark. “Progress M”. Encyclopedia Astronautica. 2009年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月27日閲覧。