プレミアリーグ2
プレミアリーグ2(Premier League 2)は、イングランドのU-17からU-21までのプロフェッショナル開発段階の選手に提供されるサッカーリーグ[1]。 2012-13シーズンにプレミアリザーブリーグとプレミアアカデミーリーグが統合してU-21プレミアリーグが開催され、2016-17シーズンからプレミアリーグ2となった。
プレミアリーグ2 | |
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参加クラブ | 26 |
リーグカップ |
プレミアリーグカップ EFLトロフィー |
国際大会 | プレミアリーグ・インターナショナルカップ |
最新優勝クラブ | トッテナム (1回目) |
最多優勝クラブ |
マンチェスター・ユナイテッド マンチェスター・シティ (3回) |
2024-25 |
概要
編集2012-13シーズンから育成改革が行われ、プレミアリザーブリーグとプレミアアカデミーリーグが統合して「U-21プレミアリーグ」が新設された。このリーグはトップリーグとアカデミーのギャップを埋めるのが目的で、21歳以下の選手とオーバーエイジの3人が登録可能。2016-2017シーズンからは「U-21プレミアリーグ」から「プレミアリーグ2」に変更され、23歳以下の選手が登録可能になった[2]。
フォーマット
編集プレミアリーグでは、エリート・プレーヤー・パフォーマンス・プラン(EPPP)というイギリス国内で優れたホームグロウン選手を育成するための長期戦略を行っている。この対象は9歳から23歳までで、選手は基礎(U-9からU-11)、ユース(U-12からU-16)、プロフェッショナル(U-17からU-23)の3つのフェーズに分けられる。イングランドのクラブのユースアカデミーは最大10分野で評価され、アカデミーのレベルは1から4に分類される。このうち最高位レベルのカテゴリ1に認定されたプロフェッショナル段階のクラブがプレミアリーグ2に参加できる[3]。
2022-23シーズンまではカテゴリ1のアカデミーを持つ25クラブから構成され、ディビジョン1(14チーム)とディビジョン2(11チーム)の2つのディビジョンに分かれて各ディビジョンで2つのクラブが昇降格した。チームはホームとアウェイで対戦し、ディビジョン1の成績下位2つのチームが降格し、ディビジョン2のチャンピオンと別の1チーム(2位から5位に終わったチームのプレーオフによって決定)が昇格した[1]。
2023-24シーズからはディヴィジョンによる区分が廃止され、26チームによって構成される。チームは過去3シーズンの成績に基づいて5つのポットに分けられ、20試合のレギュラーシーズンを過ごす。上位16チームは一発勝負のプレーオフに進出し、1位が16位と対戦するなどのトーナメント形式で争われる。さらに、レギュラーシーズン上位12チームは翌シーズンのプレミアリーグ・インターナショナルカップの参加資格を得る[1]。
2024-25シーズンの参加チーム
編集チーム | 昨季順位[4] | トップチームの所属ディヴィジョン |
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トッテナム | 1位 | プレミアリーグ |
ウェストハム・ユナイテッド | 2位 | プレミアリーグ |
フラム | 3位 | プレミアリーグ |
チェルシー | 4位 | プレミアリーグ |
アーセナル | 5位 | プレミアリーグ |
レディング | 6位 | EFLリーグ1 |
サンダーランド | 7位 | チャンピオンシップ |
リヴァプール | 8位 | プレミアリーグ |
クリスタル・パレス | 9位 | プレミアリーグ |
ウルブス | 10位 | プレミアリーグ |
ミドルズブラ | 11位 | チャンピオンシップ |
マンチェスター・ユナイテッド | 12位 | プレミアリーグ |
ブライトン&ホーヴ・アルビオン | 13位 | プレミアリーグ |
ノッティング・フォレスト | 14位 | プレミアリーグ |
ブラックバーン・ローヴァーズ | 15位 | チャンピオンシップ |
アストン・ヴィラ | 16位 | プレミアリーグ |
サウサンプトン | 17位 | プレミアリーグ |
ノリッジ・シティ | 18位 | チャンピオンシップ |
ストーク・シティ | 19位 | チャンピオンシップ |
レスター・シティ | 20位 | プレミアリーグ |
WBA | 21位 | チャンピオンシップ |
ニューカッスル・ユナイテッド | 22位 | プレミアリーグ |
マンチェスター・シティ | 23位 | プレミアリーグ |
リーズ・ユナイテッド | 24位 | チャンピオンシップ |
エヴァートン | 25位 | プレミアリーグ |
ダービー・カウンティ | 26位 | チャンピオンシップ |
歴代優勝チーム
編集ディヴィジョン1
編集シーズン | 優勝チーム |
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2012-13 | マンチェスター・ユナイテッド |
2013-14 | チェルシー |
2014-15 | マンチェスター・ユナイテッド (2) |
2015-16 | マンチェスター・ユナイテッド (3) |
2016-17 | エヴァートン |
2017-18 | アーセナル |
2018-19 | エヴァートン (2) |
2019-20 | チェルシー (2) |
2020-21 | マンチェスター・シティ |
2021-22 | マンチェスター・シティ (2) |
2022-23 | マンチェスター・シティ (3) |
ディヴィジョン2
編集シーズン | 優勝チーム |
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2014-15 | ミドルズブラ |
2015-16 | ダービー・カウンティ |
2016-17 | スウォンジー・シティ |
2017-18 | ブラックバーン・ローヴァーズ |
2018-19 | ウルブス |
2019-20 | ウェストハム・ユナイテッド |
2020-21 | リーズ・ユナイテッド |
2021-22 | フラム |
2022-23 | サウサンプトン |
2023-24シーズン以降
編集シーズン | 優勝チーム |
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2023-24 | トッテナム |
2024-25 |
シーズン最優秀選手
編集シーズン | 選手 | 所属チーム | ポジション | 備考 |
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2016-17[5] | オリヴァー・マクバーニー | スウォンジー・シティ | FW | 全コンペティションで23得点を記録し、チームをディヴィジョン2とプレミアリーグカップの2冠に導いた。 |
2017-18[6] | リース・ネルソン | アーセナル | MF | 全コンペティションで10得点を挙げてディヴィジョン1優勝、プレミアリーグ・インターナショナルカップ決勝進出、トップチームのEL準決勝進出に貢献した。 |
2018-19[7] | アーロン・コノリー | ブライトン&ホーヴ・アルビオン | FW | シーズン前半のみで[注釈 1]11得点を記録してディヴィジョン1の得点王を受賞。2018年11月の月間最優秀選手受賞を含む4度の月間最優秀選手候補にノミネートした。 |
2019-20[8] | カーティス・ジョーンズ | リヴァプール | MF | 得点ランキング2位となる9ゴールを挙げ、プレミアリーグでも6試合に出場してリーグ優勝を果たした。 |
2020-21[9] | リアム・デラップ | マンチェスター・シティ | FW | 2020年11月の月間最優秀選手賞を受賞。シーズン中にPL2史上最多得点記録を更新する24得点を挙げてチームをディヴィジョン1優勝に導いた。 |
2021-22[10] | ジェームズ・マカティー | マンチェスター・シティ | MF | 23試合で18得点7アシストを記録。プレミアリーグ、CL、FAカップ、EFLカップなどトップチームの試合にも複数出場した。 |
2022-23[11] | カルロス・ボルジェス | マンチェスター・シティ | FW | 得点王となる21ゴールの活躍でチームの3連覇に貢献。2023年2月には月間最優秀選手に輝いた。 |
2023-24[12] | ウィル・ランクシャー | トッテナム | FW | レギュラーシーズンで18得点[注釈 2]を挙げて得点王とチームのPL2初優勝に貢献した。 |
2024-25 |
- ^ シーズン後半はEFLリーグ1のルートン・タウンFCに期限付き移籍した。
- ^ プレーオフでさらに5ゴールを記録。
脚注
編集- ^ a b c “Premier League 2 explained” (英語). Premier League (2022年6月14日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Premier League 2: Competition format explained”. Premier League. 26 July 2016閲覧。
- ^ “Elite Player Performance Plan” (英語). Premier League. 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Premier League 2 Tables 2023-24” (英語). Premier League. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “McBurnie named 2016/17 PL2 Player of the Season” (英語). Premier League (2017年5月24日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Nelson crowned PL2 Player of the Season” (英語). Premier League (2018年5月17日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Connolly named 2018/19 PL2 Player of the Season” (英語). Premier League (2019年5月18日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Curtis Jones named 2019/20 PL2 Player of the Season” (英語). Premier League (2020年8月20日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Man City's Delap named 2020/21 PL2 Player of the Season” (英語). Premier League (2021年6月2日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Man City's McAtee named PL2 Player of the Season” (英語). Premier League (2022年5月23日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Man City's Borges named PL2 Player of the Season” (英語). Premier League (2023年5月23日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “Spurs' Lankshear named Premier League 2 Player of the Season” (英語). Premier League (2024年5月22日). 2024年9月9日閲覧。