プレハーノフ記念ロシア経済アカデミー
プレハーノフ記念ロシア経済アカデミー(ロシア語: Российская экономическая академия им В.Г.Плеханова)はロシア・モスクワにある国立大学。略称はРЭА。
概要・歴史
編集1907年、ロシアで最初の商業専門の高等教育機関として創設。以来、国内産業の発展に伴う経済、金融、商業の専門家に対する需要に対応し、高い能力を持った人材を育成する役目を果たしてきた。
創立時の名称はモスクワ商科大学。1919年、モスクワ国民経済大学に改称。1924年からは経済学者ゲオルギー・プレハーノフを記念して大学の名称にその名が付けられるようになった。1961年、モスクワ経済大学と統合。1991年、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国閣僚会議令によりアカデミーのステータスを与えられ、ロシア経済アカデミーに改称。
ロシア経済アカデミーは経済系の大学としてはロシア最大である。延べ1万3000名の生徒と700名以上の教授が在籍。海外の70以上の大学と協定を結んでおり、毎年多くの留学生が学んでいる。日本の大学では明治大学と協定が結ばれている。EUA及びEFMDのメンバー。
キャンパスはモスクワ地下鉄セルプホーフスカヤ駅のそばにある。
構成
編集学部
編集- インターナショナルビジネススクール
- 経済学部
- 国際経済関係学部
- 公共サービス・労働・雇用学部(Факультет государственной службы, труда и занятости)
- 高等教育準備学部(Факультет довузовской подготовки)
- 商学部
- 商業エンジニアリング学部
- 情報システム学部
- 数理経済学部
- マーケティング学部
- マネジメント学部
- ファイナンス学部
- 法政治学部
- 流通学部
インターナショナルビジネススクール
編集2001年、ロシア経済アカデミーの一部署だった国際教育課程局を改組する形で誕生した学部。通称IBS。
IBSの授業はすべて英語で行われる点が特徴。経済学学士課程を修了した者は、ファイナンス(Finance and Credit)又はマーケティングの専門家課程に進むこともできる。2006年からは経済学修士課程が開始された。ただし、経営学修士課程ではないため、卒業してもMBA(経営学修士号)は与えられない。一部の協定校とはダブルディグリー・プログラム(Double Degree Programme)の合意があり、2つ以上の学位の取得が可能である。
分校
編集主な出身者
編集- アンドレイ・ボグダーノフ(ロシア民主党党首)
- オレグ・デリパスカ(ルサールのオーナー)
- グリゴリー・ヤヴリンスキー(ヤブロコの党首)
- ゲオルギー・ヒージャ(政治家)
- タチアナ・ゴリコワ(ロシア連邦保健・社会開発相)
- ミハイル・グツェリイェフ(起業家・ロスネフチの元社長)
- ミハイル・ザドルノフ(元ロシア連邦財務大臣)
- ミハイル・スースロフ(政治家)
- レオニード・アバルキン(経済学者、政治家)
外部リンク
編集公式サイト(ロシア語)