ブローセン・メトカーフ彗星
ブローセン・メトカーフ彗星(英語: 23P/Brorsen-Metcalf)は、太陽系の周期彗星。周期が20年以上200年以下であるためハレー型彗星に分類される[1]。1847年7月20日にドイツの天文学者Theodor Brorsen(英語版)が発見した。同年8月11日にはロシアの天文学者Kaspar Gottfried Schweizer(英語版)も独立して発見し、1919年から1922年の間に再び戻ってくると予測された[2]。
ブローセン・メトカーフ彗星 23P/Brorsen-Metcalf | |
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仮符号・別名 | 1847 O1, 1847 V 1919 Q1, 1919 III, 1919b 1989 N1, 1989 X, 1989o[1] |
分類 | 周期彗星 |
発見 | |
発見日 | 1847年7月20日[1][2] |
発見者 | Theodor Brorsen[1][2] |
軌道要素と性質 元期:1989年10月1.0日 (TDB 2447800.5) | |
軌道長半径 (a) | 17.0692 au[1] |
近日点距離 (q) | 0.4788 au[1] |
遠日点距離 (Q) | 33.6597 au[1] |
離心率 (e) | 0.9720[1] |
公転周期 (P) | 70.52年[1] |
軌道傾斜角 (i) | [1] | 19.334 °
近日点引数 (ω) | 129.611 °[1] |
昇交点黄経 (Ω) | 311.585 °[1] |
平均近点角 (M) | 0.266 °[1] |
前回近日点通過 | 1989年9月11日[3][4] |
次回近日点通過 | 2059年6月8日[3][4] |
最小交差距離 | 0.194 au(地球)[1] |
ティスラン・パラメータ (T jup) | 1.109[1] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
1919年8月21日、アメリカバーモント州の天文学者ジョエル・ヘイスティングス・メトカーフによって8等級で再発見された。8月22日にはヤーキス天文台のエドウィン・バーナードらによっても観測された。1919年9月末までに、この彗星はブローセンが発見したものと同一のものであると確認された[2]。
前回は1989年9月11日に近日点を通過した。次は2059年6月8日に近日点を通過し、その次は2131年5月12日と予測されている[3]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “23P/Brorsen-Metcalf”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory (1989-09-09 last obs.used). 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b c d Kronk, Gary W.. “23P/Brorsen-Metcalf”. cometography.com. 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b c “23P/Brorsen-Metcalf”. 木下一男 (2003年5月29日). 2021年10月3日閲覧。
- ^ a b “ブローセン-メトカーフ彗星 23P/Brorsen-Metcalf”. 吉田誠一ホームページ (2005年11月9日). 2021年10月3日閲覧。
外部リンク
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