ブレンダン・マッケイ (野球)
ブレンダン・ジョエル・マッケイ(Brendan Joel McKay, 1995年12月18日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ビーバー郡ダーリントン出身のプロ野球選手(投手、一塁手)。左投左打。MLBのタンパベイ・レイズ傘下所属。
タンパベイ・レイズ(マイナー) | |
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2015年7月13日 (右はフランク・トーマス) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ペンシルベニア州ビーバー郡ダーリントン |
生年月日 | 1995年12月18日(28歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 212 lb =約96.2 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手、一塁手 |
プロ入り | 2017年 MLBドラフト1巡目 |
初出場 | 2019年6月29日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | アメリカ合衆国 |
この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集2014年のMLBドラフト34巡目(全体1017位)でサンディエゴ・パドレスから指名されたが、この時は入団せずにルイビル大学へ進学した[1]。
大学時代は二刀流選手として活躍し、ゴールデンスパイク賞、ディック・ハウザー・トロフィー、ジョン・オルルド賞といった各賞を獲得している。また、2016年には第40回日米大学野球選手権大会にアメリカ合衆国代表として参加した[2]。 来日時、Full-Countのインタビューを受け、同じ二刀流選手として既にNPBで活躍していた大谷翔平(当時北海道日本ハムファイターズ所属)の存在を知っているか聞かれ、「う~ん、聞いた事ないな」[3]と答えている。
プロ入りとレイズ時代
編集2017年のMLBドラフト1巡目(全体4位)でタンパベイ・レイズから指名され[4]、プロ入り。契約後、傘下のA-級ハドソンバレー・レネゲーズでプロデビュー。投手としては6試合に先発登板して1勝0敗、防御率1.80、21奪三振を記録し、野手としては36試合に出場して打率.232、4本塁打、22打点、2盗塁を記録した。
2018年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズ、A級ボーリンググリーン・ホットロッズ、A+級シャーロット・ストーンクラブズでプレー。投手としては3球団合計で19試合(先発17試合)に登板して5勝2敗、防御率2.41、103奪三振を記録し、野手としては3球団合計で75試合に出場して打率.214、6本塁打、39打点を記録した。
2019年は開幕をAA級モンゴメリー・ビスケッツで迎え、AAA級ダーラム・ブルズを経て6月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。同日のテキサス・レンジャーズ戦にて先発でメジャーデビューすると、6回無失点の投球でメジャー初勝利を挙げた[6]。
2020年は試合出場の機会がないまま、8月に肩の手術を行ってその後はリハビリとなった[7] 。
2021年は5月にAAA級ダーラムで打者として復帰、6試合に出場したが22打数2安打、打率.091に終わった[8]。6月末からは投手として復帰し、ルーキー級FCLレイズとAA級モンゴメリーの2球団で計7試合に登板し、0勝2敗、防御率7.82の成績を残した[9]。また胸郭出口症候群と診断されたため、シーズン終了後の11月にその治療のための手術を受けた[10]。
2022年は7月にルーキー級FCLレイズで復帰したが、8月25日にAAA級ダーラムで先発登板した際に左ヒジの靭帯を損傷[11]。9月にトミー・ジョン手術を行った[10][12]。11月10日にマイナー契約となり[13]、11月14日に自由契約となった[12]。12月15日に2年間のマイナー契約を結び直した[14]。
プレースタイル
編集投球
編集150km/hを超える速球とスライダー、カッターが武器であり、コントロールにも優れている[15]。
打撃
編集大学時代は189試合の出場で通算打率.328、28本塁打、OPS.966を記録しており、パワーヒッターとして評価されている[15]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | TB | 13 | 11 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | .333 | 216 | 49.0 | 53 | 8 | 16 | 0 | 0 | 56 | 0 | 0 | 32 | 28 | 5.14 | 1.41 |
MLB:1年 | 13 | 11 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | .333 | 216 | 49.0 | 53 | 8 | 16 | 0 | 0 | 56 | 0 | 0 | 32 | 28 | 5.14 | 1.41 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | TB | 7 | 11 | 10 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | .200 | .273 | .500 | .773 |
MLB:1年 | 7 | 11 | 10 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | .200 | .273 | .500 | .773 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2019 | TB | 13 | 2 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
MLB | 13 | 2 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
編集- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2019年)
背番号
編集- 49(2019年)
代表歴
編集- 第40回日米大学野球選手権大会 アメリカ合衆国代表(2016年)
脚注
編集- ^ Steve Jones (2014年6月5日). “Louisville baseball signee Brendan McKay has pro option” (英語). Courier Journal. 2019年6月5日閲覧。
- ^ アメリカ大学代表 ブレンダン・マクケイ
- ^ “【日米大学野球】米国代表の二刀流、日本の二刀流・大谷の活躍に仰天!? 3度も「ワォッ!」” (2016年7月17日). 2021年10月12日閲覧。
- ^ Bill Chastain (2017年6月12日). “Rays take 2-way threat McKay with 4th pick” (英語). MLB.com. 2019年6月5日閲覧。
- ^ Dawn Klemish (2019年6月29日). “Rays call up McKay for Major League debut” (英語). MLB.com. 2019年6月30日閲覧。
- ^ Juan Toribio (2019年6月29日). “Cool, calm, nearly perfect: McKay wows in debut” (英語). MLB.com. 2019年6月30日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2020年8月20日). “Rays' Brendan McKay To Undergo Shoulder Surgery”. MLB Trade Rumors. 2022年11月26日閲覧。
- ^ “Brendan McKay 2021 Amateur, College & Minor Leagues Game Logs & Splits”. Baseball-Reference.com. 2022年11月26日閲覧。
- ^ “Brendan McKay 2021 Amateur, College & Minor Leagues Game Logs & Splits”. Baseball-Reference.com. 2022年11月26日閲覧。
- ^ a b Anthony Franco (2022年11月14日). “Rays Release Brendan McKay, Hopeful Of Re-Signing Him To Minor League Deal”. MLB Trade Rumors. 2022年11月26日閲覧。
- ^ “Rays' Brendan McKay: Tommy John surgery completed”. CBSSports.com (2022年9月14日). 2022年11月26日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2023年9月10日閲覧。
- ^ “Rays Outright Brendan McKay, Roman Quinn, Jimmy Yacabonis” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年11月11日閲覧。
- ^ Anthony Franco (2022年12月15日). “Rays, Brendan McKay Agree To Two-Year Minor League Deal”. MLB Trade Rumors. 2023年9月11日閲覧。
- ^ a b “レイズ・二刀流マッケイ、1Aアドバンスド昇格 投手優位の成績も、期待すべき打撃術”. ベースボールチャンネル (2018年5月15日). 2019年6月5日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Brendan McKay stats MiLB.com
- Brendan McKay (@brendan_mckay38) - X(旧Twitter)
- brendan_mckay33 (@brendan_mckay33) - Instagram