ブルー・タンゴ
「ブルー・タンゴ (Blue tango)」は、ルロイ・アンダーソンが1951年に作曲した楽曲。
概要
編集"Leroy Anderson and His "Pops" Orchestra" の演奏で発売されると、1952年にビルボードシングルチャート1位に計5週にわたって入り[1]、同年のシングル第1位にもなっている。「スターダスト」の作詞家でもあるミッチェル・パリッシュが歌詞を付けたバージョンも、アルマ・コーガンの歌唱で発売された。タンゴのカテゴリーに入る曲とみなされるが、コンチネンタル・タンゴと分類される。これがアメリカン・タンゴが認識された楽曲の第一号である。
なお、「ブルー」という題名の由来は、リズムパターンの旋律線で、階名(移動ド唱法)の「シ♭」「ミ♭」というブルー・ノートが頻繁に使われている事である。またヴァイオリンによる主旋律には、敢えてブルーノートは含まれず逆に長七度(シ♮)のトロピカルなメロディーが用いられている。
レコード録音した楽団
編集- ヒューゴウ・ウィンターハルター楽団(Hugo Winterhalter and his orchestra)
- ガイ・ロンバルド楽団(Guy Lombardo and his Royal Canadians)
- レス・バクスター楽団(Les Baxter and his orchestra)
- アーサー・フィードラー指揮ボストン・ポップス管弦楽団(Boston Pops Orchestra conducted by Arthur Fiedler)この演奏のみ作曲者のオリジナル総譜に基いている。他の4種はすべて編曲(編作)されたもの。
- ビリー・ヴォーン楽団
アルゼンチン・タンゴの楽団で興味を示した人物
編集注釈
編集- ^ Steve Sullivan "Encyclopedia of Great Popular Song Recordings" Vol. 3 (Rowman & Littlefield, 2017) p. 240.