ブルースカイ (1994年の映画)
1994年のトニー・リチャードソン監督によるアメリカ映画
『ブルースカイ』(Blue Sky)は、1994年のアメリカ合衆国の映画。トニー・リチャードソン監督の遺作であり死去後に公開された。ジェシカ・ラング、トミー・リー・ジョーンズらが出演している。
ブルースカイ | |
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Blue Sky | |
監督 | トニー・リチャードソン |
脚本 |
ラマ・ローリー・スタグナー アーレン・サーナー ジェリー・レイクトリング |
製作 | ロバート・H・ソロ |
出演者 |
ジェシカ・ラング トミー・リー・ジョーンズ |
音楽 | ジャック・ニッチェ |
撮影 | スティーヴ・ヤコネリ |
編集 | ロバート・K・ランバート |
配給 |
オライオン・ピクチャーズ コロンビア・トライスター映画 |
公開 |
1994年9月16日 1995年6月24日 |
上映時間 | 101分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $3,359,465[1] |
ジェシカ・ラングは本作での演技によりアカデミー主演女優賞などを受賞した。
あらすじ
編集1962年、アメリカ陸軍の少佐ハンク・マーシャルはハワイからアラバマ州への転属が決まり、妻カーリーと2人の娘を連れて新天地に向かう。カーリーは情緒不安定で軍人の妻という現実を直視できず、自分は映画女優になるべき存在だと夢想し、日々そのように振る舞っていた。自分が考えていた新生活のイメージとは程遠い基地内のお粗末な家に癇癪を爆発させる。
カーリーはハンクの新しい上官、ジョンソン大佐の妻ヴェラから基地の婦人クラブのショーに誘われ、皆の注目を集めることができるとご機嫌になる。大佐の息子グレンもハンクの娘アレックスと同じ年頃で、家族ぐるみの付き合いが始まった。
ある日、“ブルースカイ”という暗号名の核実験のためネバダ州の実験場に赴いたハンクは、実験開始直前に危険区域内に2人のカウボーイがいるのを目撃して通報するが、上層部に黙殺されたばかりか、ジョンソン大佐はハンクに強制的な「治療」を受けさせ、彼は廃人のような姿になってしまう。それを知ったカーリーは夫の無実を証明しようと奔走する。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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カーリー・マーシャル | ジェシカ・ラング | 弥永和子 |
ハンク・マーシャル | トミー・リー・ジョーンズ | 菅生隆之 |
ジョンソン大佐 | パワーズ・ブース | 堀勝之祐 |
ヴェラ・ジョンソン | キャリー・スノッドグレス | 火野カチコ |
アレクサンドラ・マーシャル | エイミー・ロケイン | 紗ゆり |
グレン・ジョンソン | クリス・オドネル | 鳥海勝美 |
レイ・スティーヴンス | ミッチェル・ライアン | 宝亀克寿 |
アンワルト大佐 | デイル・ダイ | |
リディア | アニー・ロス |
その他、岡村明美、小山武宏、小室正幸、石波義人、寺内よりえ、宮寺智子、朝倉佐知、棚田恵美子、星野充昭、相沢正輝、柳沢栄治、松本大、大黒和広
受賞歴
編集賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
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アカデミー賞[2] | 主演女優賞 | ジェシカ・ラング | 受賞 |
ゴールデングローブ賞[3] | 主演女優賞 (ドラマ部門) | ジェシカ・ラング | 受賞 |
ロサンゼルス映画批評家協会賞[4] | 主演女優賞 | ジェシカ・ラング | 受賞 |
全米映画俳優組合賞[5] | 主演女優賞 | ジェシカ・ラング | ノミネート |
参考文献
編集- ^ “Blue Sky” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年10月11日閲覧。
- ^ “The 67th Academy Awards (1995) Nominees and Winners”. 映画芸術科学アカデミー. 2012年10月11日閲覧。
- ^ “The 52nd Annual Golden Globe Awards (1995)”. HFPA. 2010年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月11日閲覧。
- ^ “20TH ANNUAL LOS ANGELES FILM CRITICS ASSOCIATION AWARDS”. ロサンゼルス映画批評家協会. 2012年10月11日閲覧。
- ^ “The Inaugural Screen Actors Guild Awards”. 全米映画俳優組合. 2012年10月11日閲覧。