ブルンベルグ徴候
ブルンベルグ徴候( - ちょうこう、英:Blumberg's sign または Blumberg's symptom)とは、腹膜炎の際、腹壁を静かに圧迫し、急に圧迫を解くと強く疼痛を感じる徴候をいい、反跳痛、反動痛(英:rebound tenderness)ともいう[1]。壁側腹膜の炎症性刺激によると考えられ、筋性防御とともに、重要な腹膜刺激症状である。
名称は、この徴候を報告したドイツ人の外科医であるヤーコプ・モーリッツ・ブルムベルク (Jacob Moritz Blumberg) に由来する[1][2]。
脚注
編集- ^ a b ディレッタント・ゲンゴスキー. “教養としての医者語:第8回手術・創傷処置の用語”. 医学書院. 2009年11月18日閲覧。
- ^ M. Blumberg: Über ein diagnostisches Symptom bei Appendicitis. Münchener medizinische Wochenschrift, 1907, 24.