ブリタニック (客船・3代)
ブリタニック (RMS Britannic)は、イギリスの客船。1929年に進水し、1930年に竣工した。
基本情報 | |
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経歴 | |
進水 | 1929年8月6日 |
就航 | 1930年6月28日 |
その後 | 1960年に解体 |
要目 | |
総トン数 | 26,943トン |
全長 | 217.0m(712フィート) |
全幅 | 25.1m |
機関方式 | ディーゼル 2基 |
出力 | 20,000馬力 |
航海速力 | 18.0ノット |
旅客定員 | 1553名 |
概要
編集竣工
編集ブリタニックは、イギリスの造船会社、ハーランド・アンド・ウルフによって建造。総トン数26,943トン、全長217.0m(712フィート)。1929年8月6日に進水した後、ホワイト・スター・ラインに引き渡された。ホワイト・スター・ラインの所有する客船で唯一ディーゼルエンジンを使用している。尚、姉妹船にジョージック(RMS Georgic)が存在する。
ブリタニックは評判が良く、特に調度品はアール・デコとよばれる様式でつくられており、極めて豪華だった。
航海
編集処女航海は1930年6月28日、リヴァプール-ベルファスト-グラスゴー-ニューヨークのルートだった。冬は特にカリブ海を航行するルートになっており、1934年にホワイト・スター・ラインからキュナード・ラインへ移籍。1935年から第二次世界大戦までロンドン-ニューヨークを結んでいた。
第二次世界大戦では1948年に通常の航海にもどるまで兵士を合計180,000人、距離376,000マイルを航行した。
その後
編集ホワイト・スター・ラインがキュナード・ラインに合併されたことによってできたキュナード・ホワイト・スター・ラインが1950年、キュナード・ラインと統合されたが、その後もブリタニックの塗装はホワイト・スター・ライン時代のままで、マストにはキュナード・ラインの旗の下にホワイト・スター・ラインの旗が残っていた。 1950年6月、パイオニル・ランドと衝突事故を起こしたが修理されて使われ続けた。
最後の航海
編集1960年11月25日、最後の航海としてニューヨークを出航。元ホワイト・スター・ラインの所有で、大西洋を横断していた船としてはこのブリタニックが最後だった。そして1960年12月2日、リヴァプールに到着。同年12月16日、解体工事のためリヴァプールを出航、解体された。
関連項目
編集- ハーランド・アンド・ウルフ
- ホワイト・スター・ライン
- キュナード・ライン
- ブリタニック (客船・初代) - 本船と同名、同一所有者の船舶(初代)。
- ブリタニック (客船・2代) - 本船と同名、同一所有者の船舶(2代)。