ブランドン・アレン
ブランドン・ダレル・アレン(Brandon Durell Allen、1986年2月12日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州コンロー出身の元プロ野球選手(一塁手、左翼手)。右投左打。
セントルイス・カージナルス 打撃コーチ補佐 #87 | |
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NPB時代 | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | アメリカ合衆国・テキサス州コンロー |
生年月日 | 1986年2月12日(38歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 235 lb =約106.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 一塁手/左翼手 |
プロ入り | 2004年 ドラフト5巡目でシカゴ・ホワイトソックスから指名 |
初出場 |
MLB / 2009年8月22日 ヒューストン・アストロズ戦 NPB / 2012年8月12日 |
最終出場 |
MLB / 2012年5月9日 NPB / 2012年8月25日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入りとホワイトソックス傘下時代
編集2004年のドラフト5巡目(全体149位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され入団。
ダイヤモンドバックス時代
編集2009年7月7日にトニー・ペーニャとのトレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍した[1]。同年8月22日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。
2010年は8月末まではAAA級リノ・エーシズでプレー。9月のロースター拡大に伴ってメジャーに昇格すると、9月1日のサンディエゴ・パドレス戦で満塁ホームランを放った[2]。
アスレチックス時代
編集2011年7月31日にブラッド・ジーグラーとのトレードで、ジョーダン・ノルベルトと共にオークランド・アスレチックスに移籍[3]。8月23日には1試合2本塁打を記録したが、9月にはチームの一塁手としては92年ぶりの記録となる14試合連続三振を喫した。
レイズ時代
編集2012年4月19日にウェーバー公示を経てタンパベイ・レイズへ移籍。26日のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦の移籍後初打席で本塁打を放った。
ソフトバンク時代
編集2012年7月28日に福岡ソフトバンクホークスと契約したことが発表された。背番号はこのシーズン途中に退団となったアレックス・カブレラが着用していた「42」。
カブレラに代わる左の長距離砲として期待されたが、シーズン途中からの加入というのもあり、日本の投手に上手く適応できずに一軍成績は12試合、打率.171、0本塁打と振るわず、ファームでも成績がなかなか伸びずに、シーズン終了後の10月25日に退団が発表され[4]、11月1日付で自由契約となった[5]。
レンジャーズ傘下時代
編集2012年12月6日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[6]。
パドレス傘下時代
編集2013年4月8日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ[6]。オフの11月4日にFAとなった[6]。
メッツ傘下時代
編集2013年11月19日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[8]。
2014年11月13日にマイナー契約でメッツと再契約した[6]。
レッズ傘下時代
編集2015年11月21日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ[6]。
2016年10月11日で自由契約となった[6]。この年限りで現役を引退した。
現役引退後
編集現役引退後はセントルイス・カージナルス傘下のマイナー球団でコーチを歴任しており、2017年はルーキー級ジョンソンシティ・カージナルス、2018年はA+級パームビーチ・カージナルス、2019年はAA級スプリングフィールド・カージナルス、2020年からはAAA級メンフィス・レッドバーズの打撃コーチ[9]を務めた。
選手としての特徴
編集ポール・コネルコの後継者と目された長打力を持ち味とする[11]。ボールをじっくりと見て失投を見逃さず叩くタイプで[12]、メジャー通算のIsoD.087と選球眼に優れる。
一方でメジャー通算の三振率が35パーセントを越えるなど三振が多い他、メジャー通算の対左打率.134と左投手に弱く[11]、2010年にはマイナーで自己最多の本塁打数を記録したが、25本塁打のうち21本が右投手からのものだった[12]。
守備では主に一塁手として起用される他、外野の両翼も経験がある。大学時代にはアメリカンフットボールのラインバッカーを経験しており、体格の割に敏捷性に優れるが[11]、一塁守備はメジャー通算のDRS-5、UZR-1.8と平均を下回る。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2009 | ARI | 32 | 116 | 104 | 13 | 21 | 7 | 0 | 4 | 40 | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 12 | 2 | 0 | 40 | 4 | .202 | .284 | .385 | .669 |
2010 | 22 | 56 | 45 | 5 | 12 | 3 | 0 | 1 | 18 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 10 | 1 | 0 | 20 | 0 | .267 | .393 | .400 | .793 | |
2011 | 11 | 37 | 29 | 5 | 5 | 0 | 0 | 3 | 14 | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 2 | 1 | 13 | 0 | .172 | .351 | .483 | .834 | |
OAK | 41 | 158 | 146 | 18 | 30 | 9 | 2 | 3 | 52 | 11 | 2 | 0 | 0 | 1 | 11 | 1 | 0 | 55 | 0 | .205 | .259 | .356 | .616 | |
'11計 | 52 | 195 | 175 | 23 | 35 | 9 | 2 | 6 | 66 | 18 | 3 | 0 | 0 | 1 | 18 | 3 | 1 | 68 | 0 | .200 | .277 | .377 | .654 | |
2012 | 3 | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | |
TB | 7 | 15 | 13 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | .154 | .267 | .385 | .651 | |
MLB12計 | 10 | 22 | 20 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 0 | .100 | .182 | .250 | .432 | |
ソフトバンク | 12 | 36 | 35 | 4 | 6 | 1 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 13 | 0 | .171 | .194 | .200 | .394 | |
MLB:4年 | 116 | 389 | 344 | 44 | 70 | 19 | 2 | 12 | 129 | 41 | 3 | 0 | 0 | 2 | 42 | 6 | 1 | 137 | 4 | .203 | .290 | .375 | .665 | |
NPB:1年 | 12 | 36 | 35 | 4 | 6 | 1 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 13 | 0 | .171 | .194 | .200 | .394 |
記録
編集- NPB
- 初出場・初先発出場:2012年8月12日、対東北楽天ゴールデンイーグルス15回戦(福岡Yahoo! JAPANドーム)、6番・一塁手で先発出場
- 初安打:同上、8回裏に田中将大から二塁内野安打
- 初打点:2012年8月18日、対オリックス・バファローズ16回戦(京セラドーム大阪)、6回表に小松聖から右前適時打
背番号
編集- 29 (2010年 - 2011年途中)
- 14 (2011年途中 - 2012年途中)
- 19 (2012年途中)
- 42 (2012年途中 - 同年終了)
脚注
編集- ^ White Sox acquire Pena from D-backs. ESPN.com(英語). 2011年10月2日閲覧
- ^ Gilbert, Steve(2010-09-01). Just called up, Allen grand in win. dbacks.com(英語). 2011年10月2日閲覧
- ^ A's Recall IF Brandon Allen and RHP Bruce Billings from Sacramento. oakland athletics.com(英語). 2011年10月2日閲覧
- ^ “退団のお知らせ”. 福岡ソフトバンクホークス (2012年10月25日). 2012年11月3日閲覧。
- ^ “2012年度 自由契約選手”. 日本野球機構オフィシャルサイト (2012年11月1日). 2012年11月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2023年2月19日閲覧。
- ^ Rangers Release Brandon Allen MLB Trade Rumors
- ^ Mets invite first baseman Allen to spring camp MLB.com
- ^ “CARDINALS ANNOUNCE MINOR LEAGUE COACHING STAFFS AND PLAYER DEVELOPMENT ASSIGNMENTS FOR 2021”. MiLB.com (2021年1月19日). 2021年5月27日閲覧。
- ^ “Cards set '23 coaching staff, with Holliday as bench coach”. MLB.com (2022年11月6日). 2023年2月19日閲覧。
- ^ a b c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、468頁頁。ISBN 978-4-331-51439-9。
- ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2011』廣済堂出版、2011年、473頁頁。ISBN 978-4-331-51518-1。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)
- 個人年度別成績 ブランドン・アレン - NPB.jp 日本野球機構