ブラバント公
ブラバント公(フランス語: duc de Brabant)は、中世ネーデルラントのブラバント公国の領主である。
ベルギー王国の成立後は、儀礼称号としてベルギー王家の法定推定相続人に授けられるようになった(イギリス王室のプリンス・オブ・ウェールズやスペイン王室のアストゥリアス公などと同様)。1991年の憲法改正により、男女の区別のない長子相続制王位継承に改められた。2013年、フィリップのベルギー王即位に伴い、その長女エリザベートが建国以来初のブラバント女公となった。
歴代ブラバント公
編集- アンリ1世(1183年 - 1235年)
- アンリ2世(1235年 - 1248年)
- アンリ3世(1248年 - 1261年)
- アンリ4世(1261年 - 1267年)
- ジャン1世(1268年 - 1294年)
- ジャン2世(1294年 - 1312年)
- ジャン3世(1312年 - 1355年)
- ジャンヌ(1355年 - 1406年)
リンブール=リュクサンブール家
編集- ヴェンセスラス1世(ジャンヌと共同統治:1355年 - 1383年)
ヴァロワ=ブルゴーニュ家
編集- アントワーヌ(1406年 - 1415年)
- ジャン4世(1415年 - 1427年)
- フィリップ1世(1427年 - 1430年)
- フィリップ2世(1430年 - 1467年)
- シャルル1世(1467年 - 1477年)
- マリー1世(1477年 - 1482年)
アブスブール家
編集- フィリップ3世(1482年 - 1506年)
- シャルル2世(1506年 - 1555年)
- フィリップ4世(1555年 - 1598年)
- イザベル(1598年 - 1621年)
- アルベールと共同統治
- フィリップ5世(1621年 - 1665年)
- シャルル3世(1665年 - 1700年)
ブルボン=アンジュー家
編集- フィリップ6世(1700年 - 1710年)