ブドーチャレンジ
ブドーチャレンジ(Budo Challenge)は、2005年10月19日に開催されたアメリカ合衆国の組技格闘技の大会である。ヒクソン・グレイシーが主催し、ロサンゼルスのオリンピック・オーディトリアムで開催された。
ブドーチャレンジ | ||
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イベント詳細 | ||
シリーズ | ブドーチャレンジ | |
開催年月日 | 2005年10月19日 | |
開催地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス | |
会場 | オリンピック・オーディトリアム | |
試合数 | 全18試合 |
ヒクソンはシリーズ化を念頭に置いていたが、2008年現在、一度きりの開催にとどまっている。
大会概要
編集ヒクソンの格闘技に対する美学が色濃く反映された大会であり、彼は「力よりも技術に注目が集まる大会を開催したかった」と述べている[1]。そのためブラジリアン柔術を下敷きにしながらも、ポイントよりも極技による一本決着を重視するルールが採用された。6階級4人のトーナメント制で、優勝賞金4000ドルをかけて争われた。
柔術世界王者のホナウド・ジャカレイ、マルセロ・ガッシアらが参加したほか、日本からも勝村周一朗、青木真也、高瀬大樹、国原継悟に加え、柔道家の小室宏二、小斎武志が参加した。
ルール
編集試合時間は3分3R制で、道衣の着用が義務付けられた。ブラジリアン柔術のルールと違ってパスガードなどのポジショニングによる得点は全て1ポイントであり、極技がほぼ入ったとみなされたときのみ3ポイント加算される[2]。
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試合結果
編集60kg未満級
編集- 第1試合 1回戦
- ○ 勝村周一朗 vs. モリス・ゴファール ×
- 3R終了 ポイント判定
- 第2試合 1回戦
- ○ ビビアーノ・フェルナンデス vs. エドワード・サンチェス ×
- 2R 三角絞め
- 第13試合 決勝戦
- ○ ビビアーノ・フェルナンデス vs. 勝村周一朗 ×
- 1R 三角絞め
68kg未満級
編集- 第3試合 1回戦
- ○ 小室宏二 vs. ミシェル・ゴファール ×
- 1R コムロック
- 第4試合 1回戦
- ○ レオナルド・ヴィエイラ vs. バレット・ヨシダ ×
- 2R 三角絞め
- 第14試合 決勝戦
- ○ レオナルド・ヴィエイラ vs. 小室宏二 ×
- 3R終了 ポイント判定
77kg未満級
編集- 第5試合 1回戦
- ○ キャメロン・アール vs. マルセロ・ガッシア ×
- 3R終了 ポイント判定
- 第6試合 1回戦
- ○ 青木真也 vs. アリ・アブデルアジズ ×
- 1R 腕ひしぎ十字固め
- 第15試合 決勝戦
- ○ 青木真也 vs. キャメロン・アール ×
- 1R アキレス腱固め
87kg未満級
編集- 第7試合 1回戦
- ○ ホナウド・ジャカレイ vs. マイク・ウィーバー ×
- 1R 腕ひしぎ十字固め
- 第8試合 1回戦
- ○ 高瀬大樹 vs. カール・アモーゾ ×
- 1R 三角絞め
- 高瀬は背中を負傷し、アモーゾが決勝に進出。
- 第16試合 決勝戦
- ○ ホナウド・ジャカレイ vs. カール・アモーゾ ×
- 2R 三角絞め
- ※1回戦でアモーゾに勝利した高瀬が2位に認定された。
98kg未満級
編集- 第9試合 1回戦
- ○ シャンジ・ヒベイロ vs. ジヴァニウド・サンターナ ×
- 1R 送り襟絞め
- 第10試合 1回戦
- ○ ロバート・ドリスデール vs. 国原継悟 ×
- 1R チョークスリーパー
- 第17試合 決勝戦
- ○ シャンジ・ヒベイロ vs. ロバート・ドリスデール ×
- 2R 腕ひしぎ十字固め
98kg以上級
編集- 第11試合 1回戦
- ○ ハファエル・ロバト・ジュニア vs. ホーレス・グレイシー ×
- 2R チョークスリーパー
- 第12試合 1回戦
- ○ 小斎武志 vs. ミオドラグ・ペトコビッチ ×
- 3R終了 ポイント判定
- 第18試合 決勝戦
- ○ ハファエル・ロバト・ジュニア vs. 小斎武志 ×
- 2R 反則(噛み付き)
- ※試合後、小斎は反則が故意であることを認めた[3]。