フーガス
フーガス(フランス語: Fougasse=フガッス)は、通常フランスのプロヴァンス地方に関連するパンで、小麦の穂や木の葉に似たパターンにしているのが特徴であるが[1]、他の地域でも多少違う形でも見られる。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9b/Fougasse_1.jpg/200px-Fougasse_1.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/81/March%C3%A9s_des_Producteurs_de_Pays_11_16_8.jpg/200px-March%C3%A9s_des_Producteurs_de_Pays_11_16_8.jpg)
歴史と語源
編集古代ローマでは、パニス・フォキウス(panis focacius)は炉床の灰で焼かれた平たいフラットブレッドであった(ラテン語でフォクスfocusは炉床の意味)[2]。これが後に、イタリアのフォカッチャ、スペインのホガザ(hogaza)、フランス・プロヴァンス地方のフーガス(元々はfogatza)になったと言われる。このプロヴァンス版には、オリーブ、チーズ、ニンニク、アンチョビなど、トマト以外が追加されている場合が多い。
フランス料理
編集パンが平たいので、これを折りたたんで作ったポケットの中にチーズと小さな角張ったベーコンの切れを入れてフランス版カルツォーネを作る行われている。他のバリエーションには、ドライフルーツ、ロックフォール・チーズ、ナッツ、オリーブ、シェーブルチーズ(山羊のチーズ)を加えることもある。