フレンズ (レッド・ツェッペリンの曲)
「フレンズ」 (Friends) は、イギリスのロックグループ、レッド・ツェッペリンの楽曲。1970年、彼らの第3作アルバム『レッド・ツェッペリン III』のA面2曲目に収められて発表された。作詞作曲はジミー・ペイジとロバート・プラント。レコードでの演奏時間は3分50秒余。
「フレンズ」 | ||||
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レッド・ツェッペリンの楽曲 | ||||
収録アルバム | 『レッド・ツェッペリン III』 | |||
リリース | 1970年10月5日 | |||
録音 | 1970年 ヘッドリィ・グランジ | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | 3分54秒 | |||
レーベル | アトランティック | |||
作曲者 | ジミー・ペイジ ロバート・プラント | |||
プロデュース | ジミー・ペイジ | |||
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概要
編集アコースティック・ギターと弦楽合奏とを中心として作られた、無調性的な雰囲気の実験的なハードロックナンバーである。イントロで聴かれるギターのコードストロークに関して、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの楽曲「Carry on」(アルバム『Deja Vu』所収)との類似を指摘する声もある。
ペイジが変則チューニング(一弦からE-C-G-C-A-C/「オープンC6」とでも呼ぶべきか)のギターで奏でるコードストロークから始まり、プラントのハイトーンのシャウト、弦楽合奏、ボンゴが絡まって不思議な雰囲気を醸し出す。終結間際にシンセサイザーが加わって、その響きが持続する中、途切れることなく次の曲「祭典の日」へと繋がってゆく。
1972年のオーストラリア公演からの帰途、ペイジとプラントとがインドに立ち寄った際、ボンベイ・シンフォニー・オーケストラとともに実験的なセルフカヴァーを録音している。
ステージ・パフォーマンス
編集レッド・ツェッペリンのステージでは一度だけ、1971年9月29日、大阪公演で演奏された。この曲はペイジのお気に入りであり、レッド・ツェッペリン解散後、「ペイジ&プラント」のステージでも披露されてライヴ・アルバム『ノー・クォーター』(1994年)にも収録されている。
参考文献
編集『レッド・ツェッペリン全曲解説』デイヴ・ルイス著 福田美環子訳 シンコー・ミュージック刊