フレディ&ザ・ドリーマーズ

フレディ&ザ・ドリーマーズ (Freddie and The Dreamers)は、イギリスのバンド。 子供受けする楽曲や、飛んだり跳ねたりするユニークなステージアクトで、人気を博す。

フレディ&ザ・ドリーマーズ
Freddie and The Dreamers
出身地 イングランドの旗 イングランドマンチェスター
ジャンル ブリティッシュ・インヴェイジョン
ポップ
ロック
活動期間 1963年 - 1968年1976年 -
レーベル コロムビア・レコード[1]
タワー

主要メンバー

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来歴

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デビュー前

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リーダーのフレディ・ギャリティは、1936年11月14日マンチェスターに生まれる。彼のアイドルは、アル・ジョルソンだった。学校を卒業した彼は、クツ屋、エンジニア、牛乳配達等を転々とし、当時イギリスでブームになったスキッフルのバンドに身を置いていた。

レッド・ソックスやジョン・ノーマン・フォーを経て知り合ったロイ・クリュードソンと共に、キングフィッシャーズを結成。デレク・クインピート・ビレルバーニー・ドワイヤーの三人が加わり、グループはフレディ&ザ・ドリーマーズと名乗る。グループは、デビュー前のザ・ビートルズとも1962年9月12日、キャバーン・クラブで共演している。

デビューへ

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クラブやボールルームを廻っていた彼らは、第2のビートルズを探していたEMIのタレント・スカウトに見出され、1963年6月、ジェームズ・レイのカバー「恋の傷 (If You Gotta Make A Fool Of Somebody)」でデビューする。チャートの3位を記録する。

続く「好きなんだ (I'm Telling You Now)」も2位、「君は僕の君 (You Were Made For Me)」は3位を記録し、デビュー以来3曲連続全英トップ3入りという快挙を達成する。そして、1963年リリースのアルバム『Freddie And The Dreamers (日本語タイトル:フレディとドリーマーズ登場)』もイギリスのチャートで5位を記録。さらに、映画『ホワット・ア・クレイジー・ワールド』『毎日が休日』等にも出演。

渡米

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1964年、民謡蛍の光をアレンジした「アイ・アンダースタンド」が5位を記録して以後、イギリスでは大ヒットに恵まれていないが、1965年アメリカで人気が出る。彼らはアメリカに行き、『シンディグ!』や『エド・サリヴァン・ショー』等に出演を果たす。そしてアメリカで「ドゥ・ザ・フレディ」が18位、「好きなんだ」が1位を、それぞれ記録する。更に、ギャリティが曲の間奏等で、両手両足を振り上げたり、ジャンプして奇声を上げるステージアクトが、いつしかザ・フレディと名付けられるようになった。

しかし、アメリカでのブームが終わると、本国イギリスに戻り、活動を続けるが、ヒットは出ず、1968年に解散。ギャリティとビレルは、子供向けの番組、『リトル・ビッグ・タイム』に出演する。

後年

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そして1976年、ギャリティは、新たなメンバーで、ドリーマーズを再結成、オーストラリアイギリスアメリカを廻っている。

しかし、ギャリティは肺高血圧で、これ以上活動を続けるのは良くない、と医師から診断され、2001年2月のコンサートをもって引退する。

オリジナル・メンバーの一人だったドワイヤーは、2002年12月4日、肺癌で死去。62歳だった。

そしてギャリティも、肺気腫にかかり、闘病していたが、2006年5月19日に死去。69歳だった。

ドリーマーズは、現在卸小売業をしているデレク・クイン[2]の息子、マイク・クインを中心に活動している。

ディスコグラフィー

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シングル・ディスコグラフィー

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発売年 A面 B面 全英シングルチャート

[3]

1963年 If You Got To Make A Fool Of Somebody Feel So Blue 3位
1963年 I'm Telling You Now What Have I Done To Now? 2位
1963年 You Were Made For Me Send A Letter To Me 3位
1964年 Over You Come Back When You're Ready 13位
1964年 I Love You, Baby Don't Make To Cry 16位
1964年 Just For You Don't Do That To Me 41位
1964年 I Understand I Will 5位
1965年 A Little You Things I'd Like To Say 26位
1965年 Thou Shalt Not Steal I Don't Know 44位
1966年 If You've Gotta Minute, Baby When I'm Home With You -
1966年 Playboy Some Day -
1966年 Turn Around Funny Over You -
1967年 Hello, Hello All I Ever Want Is You -
1967年 Brown And Porter's (Meat Exporters) Lorry Little Brown Eyes -
1968年 Little Big Time You Belong To Me -
1968年 It's Great Gaberdine Mac -
1969年 Get Around, Downtown Girl What To Do -

アルバム・ディスコグラフィー

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脚注

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  1. ^ 現在はワーナー・ミュージック・グループが管理している
  2. ^ クリュードソンはドリーマーズ・バーを営み、ビレルはタクシーの運転手をしている。
  3. ^ http://www.45-rpm.org.uk/dirf/freddied.htm

参考文献

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  • FREDDIE AND THE DREAMERS / フレディとドリーマーズ登場 TOCP-8005 より
  • 『ザ・ビートルズ 人物大事典』日経BPムック 大人のロック!編、2013年。ISBN 978-4-8222-7557-0 152ページより。

関連項目

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