フルート協奏曲第2番 (バーディングス)

フルートとウィンド・シンフォニー・オーケストラのための協奏曲(Concerto for Flute and Wind Symphony Orchestra) は、ヘンク・バーディングスが作曲したフルート協奏曲1956年に作曲された「フルートと管弦楽のための協奏曲」に続く作品として「フルート協奏曲第2番」とも呼ばれる。

概説

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アメリカン・ウィンド・シンフォニー・オーケストラの指揮者ロバート・オースティン・ブードローの委嘱で、1963年に作曲された。そのため、伴奏は三管編成のオーケストラの管打楽器セクションに基づく吹奏楽編成となっている。

初演はジャン=ピエール・ランパルを独奏に迎えて行なわれた。

演奏時間は約13分。スコアペータースから出版(演奏用のパート譜は同社からレンタルで提供)されており、ペータース・ニューヨークの創設者ヴァルター・ヒンリクセン(Walter Hinrichsen)を偲んで献呈されている。

編成

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編成表
木管 金管
Fl. Solo, 3 Hr. 4 Timp. Vn.1
Ob. 2, C.A. 1 Trp. 4 3 players Vn.2
Cl. 2, Bass 1 Trb. 3 Va.
Fg. 2, C.Fg. 1 Tub. 1 Vc.
Cb.
その他Piano

構成

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急-緩-急の3つの部分からなる。

  1. アレグロ
  2. アダージョ
  3. ヴィヴァーチェ

参考文献

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  • CD解説:『Henk Badings - Symfonische Blaasmuziek』(ライモント・デルノイエ独奏、ヤン・コーベル指揮、ブラバント音楽院吹奏楽団)Mirasound 49.9025、1989年
  • CD解説:『DAHL, REVUELTAS, BADINGS, VILLA-LOBOS』(ドナルド・ペック独奏、ドナルド・デロッシュ指揮、デポール大学ウィンドアンサンブル)Albany TROY 435、2001年