フリウス氏族
フリウス氏族 (ラテン語: Gens Furia) は、古代ローマの氏族のひとつ。共和政前期には執政官を輩出。著名人にガリアからローマを救った英雄マルクス・フリウス・カミッルスがいる。
パトリキ系
編集フスス家
編集- セクストゥス・フリウス: 紀元前488年の執政官[1]
- スプリウス・フリウス・メドゥッリヌス・フスス: 紀元前481年の執政官[2]
- ルキウス・フリウス・メドゥッリヌス: 紀元前474年の執政官[3]
- プブリウス・フリウス・メドゥッリヌス・フスス: 紀元前472年の執政官[4]
- スプリウス・フリウス・メドゥッリヌス・フスス: 紀元前464年の執政官[5]
- ルキウス・フリウス・メドゥッリヌス: 紀元前432年, 425, 420年の執政武官[6]
- ルキウス・フリウス・メドゥッリヌス: 紀元前413年, 409年の執政官。前407, 405, 398, 397, 395, 394, 391年の執政武官[7]
- スプリウス・フリウス・メドゥッリヌス: 紀元前400年の執政武官[8]
- ルキウス・フリウス・メドゥッリヌス: 紀元前381年, 370年の執政武官[9]
- ルキウス・フリウス・メドゥッリヌス: 紀元前432年, 425, 420年の執政武官[6]
- アグリッパ・フリウス・フスス: 紀元前446年の執政官[10]
- ガイウス・フリウス・パキルス・フスス: 紀元前441年の執政官。前426年の執政武官[11]
- マルクス・フリウス・フスス: 紀元前403年の執政武官[12]
- セクストゥス
- アグリッパ・フリウス・フスス: 紀元前391年の執政武官[13]
カミッルス家
編集- スプリウス・フリウス・メドゥッリヌス・フスス?
- ルキウス・フリウス・メドゥッリヌス (紀元前432年の執政武官)?
- マルクス・フリウス・カミッルス: 紀元前401年, 398, 394, 386, 384, 381年の執政武官。独裁官も5度務めた英雄[14]
- ルキウス・フリウス・カミッルス: 紀元前349年の執政官[15]
- スプリウス
- ルキウス・フリウス・カミッルス: 紀元前338年, 325年の執政官[16]
- マルクス・フリウス・カミッルス: 紀元前401年, 398, 394, 386, 384, 381年の執政武官。独裁官も5度務めた英雄[14]
- ルキウス・フリウス・メドゥッリヌス (紀元前432年の執政武官)?
パキルス家
編集- ガイウス・フリウス・パキルス・フスス
- ガイウス・フリウス・パキルス: 紀元前412年の執政官[17]
- ガイウス
- ガイウス
- ガイウス・フリウス・パキルス: 紀元前251年, 247年の執政官[18]
- ガイウス
ピルス家
編集- マルクス
- スプリウス
- プブリウス・フリウス・ピルス: 紀元前174年のプラエトル。ヒスパニア・ウルテリオル担当[22]
プルプリオ家
編集- スプリウス
- スプリウス
クラッシペス家
編集- マルクス・フリウス・クラッシペス: 紀元前187年, 173年のプラエトル[24]
- プブリウス・フリウス・クラッシペス: 紀元前82年頃のアエディリス・クルリス[25]
- (フリウス・)クラッシペス: 紀元前51年のクァエストル[26]
その他
編集プレプス系
編集- ルキウス・フリウス: 紀元前308年の護民官。アッピウス・クラウディウス・カエクスがケンソル職を延長したまま執政官選挙に立候補したため、妨害した[33]。
- マルクス・フリウス: 紀元前201年のレガトゥス。マルクス・アウレリウス・コッタの報告書を持ってマケドニアからローマへ送られる[34]。
- ガイウス・フリウス・アクレオ: 紀元前190年のクァエストル。スキピオ・アシアティクスの下で働く[35]。
- マルクス・フリウス・ルスクス: 紀元前187年のアエディリス[24]。
- ガイウス・フリウス: 紀元前170年のレガトゥス。ヴィス島からイリュリア王ゲンティウスを監視する[36]。
- プブリウス・フリウス: 紀元前99年の護民官。ガイウス・マリウス派でクィントゥス・カエキリウス・メテッルス・ヌミディクスの帰還法案に拒否権行使[37]
- グナエウス
脚注
編集- ^ MRR1, p. 19.
- ^ MRR1, p. 24.
- ^ MRR1, p. 28.
- ^ MRR1, p. 29.
- ^ MRR1, p. 34.
- ^ MRR1, p. 62.
- ^ MRR1, p. 75.
- ^ MRR1, p. 84.
- ^ MRR1, p. 104.
- ^ MRR1, p. 51.
- ^ MRR1, p. 54.
- ^ MRR1, p. 82.
- ^ MRR1, p. 93.
- ^ MRR1, p. 83.
- ^ MRR1, p. 128.
- ^ MRR1, p. 138.
- ^ MRR1, p. 76.
- ^ MRR1, p. 213.
- ^ MRR1, p. 232.
- ^ MRR1, p. 416.
- ^ MRR1, p. 486.
- ^ MRR1, p. 404.
- ^ MRR1, p. 335.
- ^ a b MRR1, p. 368.
- ^ MRR2, p. 68.
- ^ MRR2, p. 242.
- ^ MRR1, p. 107.
- ^ MRR1, p. 155.
- ^ MRR1, p. 237.
- ^ MRR1, p. 249.
- ^ MRR1, p. 397.
- ^ MRR2, p. 97.
- ^ MRR1, p. 164.
- ^ MRR1, p. 321.
- ^ MRR1, p. 356.
- ^ MRR1, p. 422.
- ^ MRR2, p. 2.
- ^ MRR2, p. 441.
参考文献
編集- T. R. S. Broughton (1951). The Magistrates of the Roman Republic Vol.1. American Philological Association
- T. R. S. Broughton (1952). The Magistrates of the Roman Republic Vol.2. American Philological Association
- Sumner G. Orators in Cicero's Brutus: prosopography and chronology. - Toronto: University of Toronto Press, 1973.- 197 p. - ISBN 9780802052810 .