フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ
フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ(Francesco Antonio Bonporti, 1672年6月11日 - 1749年12月19日)は、イタリアの聖職者・作曲家。
トレント出身。1691年からローマで神学を学んでいるが、この時にアルカンジェロ・コレッリにヴァイオリンを師事したものと考えられる。1695年に故郷のトレントで司祭に叙階された。1740年にパドヴァに移住し[1]、そこで死去した。
彼の作曲したインベンション(インヴェンツィオーネ)はヨハン・ゼバスティアン・バッハに影響を与え、作品のいくつかはバッハの作品と誤って伝えられた。
代表作
編集- 10のトリオ・ソナタ Op.1(1696)
- 10のトリオ・ソナタ Op.2(1698)
- 6つのモテット Op.3(1703)
- 10のトリオ・ソナタ Op.4(1703)
- 10のトリオ・ソナタ Op.6(1705)
- 10のヴァイオリン・ソナタ Op.7(1707)
- 10のヴァイオリンのと通奏低音ためのインヴェンツィオーネ Op.10(1712)
- 10の弦楽のための協奏曲 Op.11(1727)
脚注
編集- ^ A. Della Corte, G.M. Gatti, Dizionario di musica, Paravia, 1956, p. 84.
文献
編集- G.Barblan, Un musicista trentino, F.A.Bonporti, 1940
- Antonio Carlini, Francesco Antonio Bonporti, Gentilhuomo di Trento – La vita e l'opera con catalogo tematico, Edizioni de I Solisti Veneti, Padova, 2000, ISBN