フッ化マグネシウム
フッ化マグネシウム(フッかマグネシウム、magnesium fluoride)は、組成式 MgF2 で表される無機化合物の一種。白色の結晶性粉末で、式量は 62.30。CAS登録番号は [7783-40-6]。
フッ化マグネシウム[1] | |
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別称 Sellaite Irtran-1 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7783-40-6 |
PubChem | 24546 |
ChemSpider | 22952 |
RTECS番号 | OM3325000 |
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特性 | |
化学式 | MgF2 |
モル質量 | 62.3018 g/mol |
外観 | 正方晶 |
密度 | 3.148 g/cm3 |
融点 |
1263 °C [1] |
沸点 |
2260 °C (分解) |
水への溶解度 | 0.013 g/100 mL |
溶解度平衡 Ksp | 5.16·10-11 |
溶解度 | 硝酸に溶ける エタノールには溶けない |
屈折率 (nD) | 1.37397 |
構造 | |
結晶構造 | ルチル型 (正方晶) |
空間群 | P42/mnm, No. 136 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
-1124.2 kJ·mol-1 |
標準モルエントロピー S |
57.2 J·mol-1·K-1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
61.6 J·mol-1·K-1 |
危険性 | |
Rフレーズ | R20, R22 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
密度は3.15g/cm3。融点は1248°C、沸点は2260°Cである。水への溶解度は8.7mg/100g (18°C)。
単結晶では0.11–7.5μmの透過波長領域をもち、紫外域での偏向素子として用いられる。また、超低屈折率光学膜材料として光学ガラスへ蒸着して反射防止膜に用いられる。
天然にはセッラ石として産出するが希産鉱物である。
用途
編集脚注
編集- ^ a b Lide, David R. (1998), Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.), Boca Raton, FL: CRC Press, pp. 4–67; 1363, ISBN 0849305942