フクギ属(フクギぞく、学名Garcinia)は、フクギ科に分類されるの一つ。主に常緑高木が含まれ、果実が食用となる種も多い。日本ではフクギが防風林等として植栽され[1]マンゴスチン等が果樹として栽培されている。

フクギ属
ガンボウジノキ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キントラノオ目 Malpighiales
: フクギ科 Clusiaceae
: フクギ属 Garcinia
学名
Garcinia L.

主な種

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分類情報および分布情報は Plants of the World Online に従う[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 金平亮三による「おほばふくぎもどき」が初出[5]
  2. ^ 台北帝国大学(現・国立台湾大学)農学部の助教授であった中村三八夫みやおによる「ハマ・マンゴスチン」が初出[6]
  3. ^ この「タマゴノキ」も中村三八夫の命名であり、英語名 egg tree の翻訳借用による[6]。しかし コーナー & 渡辺 (1969:188, 421) は G. xanthochymus(コーナーはオオバノマンゴスチンのシノニムと同定していた)にはキヤニモモの名称を与え、「タマゴノキ」の和名はウルシ科アマヤニリンゴSpondias dulcis; シノニム: S. cytherea)に与えている。

出典

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  1. ^ フクギは日本にも自生するという見解もある。フクギを参照。
  2. ^ POWO (2019). Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; http://www.plantsoftheworldonline.org/ Retrieved 22 July 2021.
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n コーナー, E. J . H.渡辺, 清彦『図説熱帯植物集成』廣川書店、1969年、186-193頁。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 熱帯植物研究会 編 編「オトギリソウ科 GUTTIFERAE」『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、119-127頁。ISBN 4-924395-03-X 
  5. ^ a b 金平, 亮三南洋群島植物誌』南洋庁、1933年、241-2頁https://www.google.co.jp/books/edition/%E5%8D%97%E6%B4%8B%E7%BE%A4%E5%B3%B6%E6%A4%8D%E7%89%A9%E8%AA%8C/4gD-gy5YL_MC?hl=ja&gbpv=1&dq=おほばふくぎもどき&pg=PA241&printsec=frontcover 
  6. ^ a b 中村, 三八夫「熱帶果樹和名考」『熱帶園藝』第11巻第1-4号、1943年、132頁。 
  7. ^ Phillip Parker King (1791-1856; 探検家) もしくは ジョージ・キング (植物学者) (1840-1909; 植物学者)
  8. ^ 熱帯植物研究会 編 (1996:127) にはワイルドマンメイとして "R.[Rheedia] latifolia L." が紹介されているが、リンネはそのような学名の記載は行っていない。
  9. ^ 川上瀧彌佐々木舜一紅頭嶼植物目録」『植物学雑誌』第30巻第351号、日本植物学会、1916年、69-82頁。 

参考文献

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