フォー・ロコ(Four Loko)は、アメリカ合衆国カナダイギリスなどで販売されている炭酸アルコールを含有するモルトドリンク。2010年に成分変更するまでは、栄養ドリンクとしてもくくられる存在であった。

概要

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フォー・ロコは、2005年にシカゴのフュージョン・プロジェクト社が発売。名前は、アルコールカフェインタウリンガラナの四成分に由来する。グレープレモネードクランベリーなどのフルーツ味に炭酸が加わった飲みやすさに12%という高めのアルコール分は、手軽に酔える酒として若年層にヒット。他のメーカーからも、さまざまな追随品も登場した。

成分変更

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2010年10月ニュージャージー州のラマポ州立大学の新入生歓迎パーティーなどで、未成年を含む数十人にも及ぶ集団急性アルコール中毒患者が発生。このことを契機に、成分中のカフェイン、タウリン、ガラナの存在が酔いを助長するとして問題視されるようになった[1]。同年11月には、食品医薬品局がこれら成分に問題性があると通達を出したほか、ニューヨーク州など一部州ではカフェイン入りアルコール飲料の販売禁止が打ち出された[2]。同年12月、フュージョン・プロジェクト社は、問題となる成分を抜いた製品を発売。製品は、単なる炭酸アルコール飲料に衣替えした。

出典

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  1. ^ 23人病院送りの缶飲料「Four Loko」に禁止令、米大学が学生に通達(グリー・ニュース2010年10月19日)2012年5月19日閲覧
  2. ^ アルコール入りホイップに懸念、米の若者に人気で「悪影響の恐れ」の声も(ナリナリドットコム2010年12月3日)2012年5月19日閲覧

関連項目

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