フェルディナン・ロワベ

フェルディナン・ロワベ(Ferdinand Victor Léon Roybet、1840年4月12日 - 1920年4月11日)はフランスの画家、版画家である。19世紀後半の画家であるが、18世紀のファッションをまとった人物を描いた作品が人気となった。

フェルディナン・ロワベ
Ferdinand Roybet
生誕 1840年4月12日
フランス,ユゼス
死没 1920年4月11日
フランス,パリ17区
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略歴

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ガール県ユゼスで生まれた。父親はカフェと飲料メーカーのオーナーで、1846年に家族はリヨンに移った。リヨン国立高等美術学校で版画を学び、1863年に父親が亡くなった後、結婚したばかりの妻とパリに移り、アカデミック絵画の画家、ジャン=ジョルジュ・ヴィベール(Jean-Georges Vibert)に学び、美術館で巨匠たちの絵画を模写して修行した[1]

経済的に苦しい生活に耐えた後、1865年にサロン・ド・パリに2点の絵画を出展し、翌年作品の一つが、フランス第二帝政時代の社交界の重要な人物であったマチルド・ボナパルトに高額で買い上げられて画家としての地位を築き、18世紀のファッションの人物を描くようになり、月に3作の作品を描いて定額の報酬が得られる契約が得られた。

普仏戦争のパリ包囲戦の後、ベルギーやアルジェリアを何度か訪れた。当時の顧客の好みに合わせて多くの作品を描いて、アメリカでも人気のある画家になった。1893年にレジオンドヌール勲章(シュバリエ)を受勲した[2]

作品

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参考文献

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  1. ^ D'après son dossier archivé dans la base Léonore, en ligne
  2. ^ Ferdinand Roybet @ the Base Léonore.