フェリー2世 (ヴォーデモン伯)
フェリー2世(フランス語:Ferry II de Vaudémont, 1428年ごろ - 1470年8月31日)は、ヴォーデモン伯およびジョアンヴィル領主(在位:1458年 - 1470年)。ロレーヌ公としてフェリー5世とされる場合もある。
フェリー2世 Ferry II de Vaudémont | |
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ヴォーデモン伯 | |
在位 | 1458年 - 1470年 |
出生 |
1428年ごろ |
死去 |
1470年8月31日 フランス王国、ジョアンヴィル |
配偶者 | ロレーヌ女公ヨランド |
子女 |
ルネ2世 ニコラ ピエール ジャンヌ ヨランド マルグリット |
家名 | ロレーヌ家 |
父親 | ヴォーデモン伯アントワーヌ・ド・ロレーヌ |
母親 | アルクール女伯マリー |
生涯
編集フェリー2世はヴォーデモン伯・ジョアンヴィル領主アントワーヌ・ド・ヴォーデモンとアルクール女伯・オマール女伯・エルブフ女男爵マリーの間の息子である[1]。
1445年にフェリー2世は、ナポリ王・ロレーヌ公ルネ・ダンジューとロレーヌ女公イザベルの娘で従姉妹にあたるヨランドと結婚した[2]。この結婚により、ロレーヌ公領の継承に関してフェリー2世の父アントワーヌとイザベルの父ルネ・ダンジューの間で起こっていた訴訟に終止符が打たれた。
フェリー2世とヨランドとの間には以下の6子が生まれた。
- ピエール(? - 1451年)
- ルネ2世(1451年 - 1508年) - ロレーヌ公(1473年 - 1508年)[2]
- ニコラ(? - 1476年頃) - ジョアンヴィルおよびボフルモンの領主
- ジャンヌ(1458年 - 1480年) - 1474年、アンジュー公シャルル4世と結婚[3]
- ヨランド(? - 1500年) - 1497年、ヘッセン方伯ヴィルヘルム2世と結婚
- マルグリット(1463年 - 1521年) - 1488年、アランソン公ルネと結婚
脚注
編集- ^ Guenee 1987, p. 334-335.
- ^ a b Munns, Richards & Spangler 2016, p. 10.
- ^ Potter 1995, p. 374.
参考文献
編集- Guenee, Bernard (1987). Between Church and State: The Lives of Four French Prelates in the Late Middle Ages. The University of Chicago Press
- Aspiration, Representation and Memory: The Guise in Europe, 1506–1688. Routledge. (2016)
- Potter, David (1995). A History of France, 1460-1560: The Emergence of a Nation State. St. Martin's Press
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