フィチル二リン酸
フィチル二リン酸(英: Phytyl diphosphate)はイソプレノイドに分類される化合物の1つで、イソプレン4つから構成されるジテルペノイド。ゲラニルゲラニル二リン酸と同じ炭素数C20だが、不飽和結合の数が異なりフィチル二リン酸は不飽和結合が1つしかない。ビタミンE(トコフェロール)やビタミンK1合成に必要となる前駆体。クロロフィルシンターゼによりクロロフィルの側鎖となる。
フィチル二リン酸 | |
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識別情報 | |
略称 | PDP |
PubChem | 14556929 |
日化辞番号 | J841.050J |
KEGG | C05427 |
LIPID MAPS | LMPR0104010001 |
特性 | |
化学式 | C20H42O7P2 |
モル質量 | 456.49 g mol−1 |
関連する物質 | |
関連物質 | フィトール |
出典 | |
KEGG: フィチル二リン酸 w:LIPID MAPS | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
生合成
編集ゲラニルゲラニル二リン酸レダクターゼによりゲラニルゲラニル二リン酸から生合成される。