フィアット・124スパイダー (2016年)
フィアット・124スパイダーとは、マツダとの技術協力協定によって同社のロードスター(ND型)をベースとしてフィアットが販売する2ドアオープンカーである。
フィアット・124スパイダー | |
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概要 | |
製造国 |
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販売期間 | 2016年 - 2020年 |
ボディ | |
乗車定員 | 2名 |
ボディタイプ | 2ドアコンバーチブル |
駆動方式 | FR |
パワートレイン | |
エンジン | 1.4L 直列4気筒ターボチャージャー |
変速機 | 6速MT・6速AT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,310mm |
全長 | 4,054mm |
全幅 | 1,740mm |
全高 | 1,233mm |
車両重量 | 1,130kg |
その他 | |
ベース車 | マツダ・ロードスター |
姉妹車 | アバルト・124スパイダー |
日本国内においてはアバルト仕様の「アバルト・124スパイダー」のみ導入されており、同年8月5日に発表された後10月8日より販売を開始した。
生産は、アバルトも含め、仕向け地にかかわらず、全量が広島県のマツダ宇品第1(U1)工場で生産される。
概要
編集2013年1月、フィアットとマツダが提携に合意。当時は2015年からロードスターをベースとした後輪駆動の2シーターオープンカーをフィアット傘下であるアルファロメオ向けに供給するという内容であった。この提携の背景には、マツダ側は本社工場の生産効率を高め、フィアット側は商品力を高めてアルファロメオの世界販売台数を増やす目標があった[1]。
2015年11月18日、ロサンゼルスオートショー2015にて「124スパイダー」の名で世界初公開。基本骨格や基本インテリアをロードスターと共用するも、前後意匠を初代124スパイダーをオマージュした造詣とし、パッと見は全くの別車種である。また、エンジンはマツダ製に代わって、フィアット製1.4Lマルチエア(直列4気筒SOHC16バルブ)を搭載。但し、提携当初に予定されていたアルファロメオブランドではなく、フィアットブランドでの登場となった[2]。
2016年2月、ジュネーブモーターショー2016にて、アバルト版である「アバルト124スパイダー」を世界初公開。「124スパイダー」をさらにチューンし、ブレンボ製ブレーキ、ビルシュタイン製ダンパー、レコルト・モンツァのマフラー、機械式LSDなど装備する[3]。
脚注
編集- ^ “マツダ、フィアットと提携で正式契約”. 日本経済新聞 (2013年1月18日). 2017年7月2日閲覧。
- ^ “【ロサンゼルスモーターショー15】フィアット 124スパイダー、専用ボディにマルチエア搭載”. Response. (2015年11月20日). 2017年7月2日閲覧。
- ^ “【ジュネーブ・モーターショー】フィアット「124スパイダー」のアバルト版と、そのラリー仕様が登場!”. Infoseek楽天 (2016年3月3日). 2017年7月2日閲覧。
- ^ “【エスティマ、キューブだけじゃない】2019&2020年にひっそりと生産終了した&するクルマたち”. 自動車情報誌「ベストカー」 (2020年2月29日). 2020年5月3日閲覧。
外部リンク
編集- FIAT 124 spider(英語)