フアン・デ・メサ
フアン・デ・メサ・イ・ベラスコ(Juan de Mesa y Velasco、 1583年6月26日(洗礼日) - 1627年11月26日)はスペインの彫刻家である。セビリアの多くの教会のキリスト像を制作したとされている。フアン・デ・メサの制作したキリスト像などは、セビリアのセマナ・サンタ(semana santa:聖週間)の行事、聖体行列(プロセシオン)で信者によって運ばれている。
フアン・デ・メサ Juan de Mesa | |
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セビリア、サン・ロレンソ広場にあるデ・メサのモニュメント(Sebastián Santos Calero作) | |
生誕 |
1583年6月26日(洗礼日) スペイン帝国、コルドバ |
死没 |
1627年11月26日 スペイン帝国、セビリア |
略歴
編集コルドバで生まれた。コルドバで修行した後、1606年にセビリアに移り、有名であった彫刻家のフアン・マルティネス・モンタニェース(1568-1649)の工房に入り、4年間、弟子を務めた。そのため長くデ・メサの作品の多くがマルティネス・モンタニェースの作品とされてきた。
1613年に結婚し、1615年に自らの工房を開いたとされる。フアン・マルティネス・モンタニェースのスタイルを引き継いで、より写実的な聖人像を制作したとされる。おそらく結核に罹患し作品が作られない期間があった後、1627年に44歳でセビリアで没した。
デ・メサの作品には、セルビア、サルバドール教会Iglesia del Salvadorの「Cristo del Amor」やHermandad de Jesús del Gran Poderの「Jesús del Gran poder」などがある。
作品
編集-
Cristo del Amor
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Jesús del Gran poder
参考文献
編集- GONZALEZ GOMEZ, Juan Miguel, RODA PEÑA, José, Imagineros e imagenes de la Semana Santa sevillana (1563-1763).