ファゴット協奏曲 (モーツァルト)
ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191 (186e) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したファゴットと管弦楽のための協奏曲。
音楽・音声外部リンク | |
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Mozart - Fagottkonzert B-Dur, KV.191 - Hanno Dönneweg (Fg)、Karsten Dönneweg指揮Schwarzwald Kammerorchesterによる演奏。Schwarzwald Kammerorchester (Bergstadtsommer)公式YouTube。 | |
Mozart - Bassoon Concerto K.191 - ルイ・ロペス(Fg)、デイヴィッド・レイランド指揮ルクセンブルク室内管弦楽団による演奏。当該ソリスト自身の公式YouTube。 |
概要
編集モーツァルトが18歳の時の作品であり、古今のファゴット協奏曲の中で最もよく知られた作品とされている。
モーツァルトは他に3曲の協奏曲をファゴットのために作曲したと考えられているが、現存するのはこの1曲のみである。一時期、失われた協奏曲の1曲として出版された変ロ長調の作品があるが、これはモーツァルトでなくフランソワ・ドヴィエンヌの作品と推測されている。
この協奏曲が作曲された事情や初演についてはわかっていないが、1774年6月4日にザルツブルクで完成しており、ザルツブルクの宮廷楽団員のために書かれたと考えられている。
楽器編成
編集楽曲構成
編集以下の3楽章からなる。演奏時間は約17分。
参考文献
編集- 『作曲家別名曲解説ライブラリー13 モーツァルトI』(音楽之友社)
外部リンク
編集- ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191(186e)の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- Bassoon Concerto in B-flat major, K.191 - 『Musopen』より
- Bassoon Concerto KV.191 (186e) - 『Free-scores.com』より
- 『新モーツァルト全集』におけるKonzert in B für Fagott und Orchester KV 191 (186e)の楽譜及び校訂報告
- 解説 - Mozart con grazia