ピリジン-N-メチルトランスフェラーゼ
ピリジン-N-メチルトランスフェラーゼ(Pyridine N-methyltransferase、EC 2.1.1.87)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- S-アデノシル-L-メチオニン + ピリジンS-アデノシル-L-ホモシステイン + N-メチルピリジニウム
従って、この酵素の2つの基質はS-アデノシル-L-メチオニンと ピリジン、2つの生成物はS-アデノシル-L-ホモシステインとN-メチルピリジニウムである。
この酵素は、転移酵素、特に1炭素基を転移させるメチルトランスフェラーゼのファミリーに属する。系統名は、S-アデノシル-L-メチオニン:ピリジン N-メチルトランスフェラーゼである。その他よく用いられる名前に、pyridine methyltransferase等がある。
出典
編集- Damani LA, Shaker MS, Crooks PA, Godin CS, Nwosu C (1986). “N-methylation and quaternization of pyridine in vitro by rabbit lung, liver and kidney N-methyltransferases: an S-adenosyl-L-methionine-dependent reaction”. Xenobiotica 16 (7): 645–50. doi:10.3109/00498258609043554. PMID 3751119.