ピナコロン
ピナコロン (pinacolone) とはケトンの一種の有機化合物。ピナコールからピナコール転位により合成される。発見は1866年で、ペパーミントに似た匂いを持つ。
ピナコロン | |
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3,3-ジメチル-2-ブタノン | |
別称 ピナコリン 1,1,1-トリメチルアセトン tert-ブチルメチルケトン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 75-97-8 |
特性 | |
化学式 | C6H12O |
モル質量 | 100.16 g/mol |
外観 | 無色~淡黄色の油状 |
密度 | 0.725 g/mL |
沸点 |
103-106 ℃ |
水への溶解度 | わずか |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | [1] |
EU分類 | Flammable (F); Harmful (Xn) |
Rフレーズ | R11, R22 |
Sフレーズ | S16, S20/21 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
殺菌剤のトリアジメフォンや除草剤のメトリブジンの合成中間体となるトリアゾリルピナコロンの合成に、ピナコロンが用いられる。